
バカウマ! 驚愕の鹿肉ハンバーグ


友人のK さんは,今,登別の温泉付き別荘に棲んでエゾシカ狩りにご執心だ。3月までは,北海道で暮らすという。
たぶん,こんな鉄砲を使っているのだろう。ただしこの写真のライフルは
オッショサンの名銃だ。Kさんの鉄砲なら3丁は買えそうである。
Kさんは,今年に入ってからもう二十二,三頭のエゾシカを射止めたらしい。らしいというのは,あまりに獲れすぎてK さん自身も正確な数が分からなくなっているからだ。
冷凍ストッカーは鹿肉で満杯で,K さんは,猟から帰るとエゾシカの干し肉を作ったりソーセージを燻したりして忙しく暮らしている。鹿肉処理のために,燻製窯を作り,真空パックの機械やミートチョッパーを購入したというから,まるで食肉加工業者のようなものだ。鹿が獲れすぎるのもストレスらしい。
そんなK さんから手作りの鹿肉ソーセージやハンバーグが,大量に送られてきたので,さっそく食べてみた。
鹿肉ソーセージは,改良の余地ありだが,ハンバーグは絶品で,そのうまさに腰を抜かししまった。このハンバーグは,鹿肉に猪の脂身を混ぜたもので,正確には猪鹿ハンバーグというべきものだ。猪肉は大分の猟人仲間から送られてきたもので,脂肪の厚さが2 センチ以上もあったという。
ハンバーグを焼いたのは久しぶりだったが,なんとかうまく調理できた。片面を二回ずつ焼いて大量のワインでフランベし,ウェルダンに近い状態に焼き上げた。本当はレアーが好みなのだが,中国で竹ネズミや穴熊の肉を食べて風邪っ引きになったというニュースがあったからガッチリ焼き上げておいた。
ハンバーグは焼くと小さくなる。もともとは手のひらと同じくらいだった。
付け合わせは,ベイクドトマトとセロリ, 鮭とジャガイモのバター蒸し
この猪鹿ハンバーグは新鮮な赤肉を直径8 ミリのチョッパーで挽いてあるから,とてつもなく美味かった。食品メーカーが使っている溶けたようなくず肉とは大違いだ。しかも,ひき肉とはいえ粒が大きいから,奥歯で噛みしめると肉の歯応えとともに肉の旨味が口中を満たす。肉を食べたという満足感が,とても大きい。もうはや,これはハンバーグではない。ハンバーグステーキと言うべきしろものだ。この猪鹿ハンバーグを食べたら下手な洋食屋のものなんぞ,金を出して食べる気はしなくなること請け合いだ。それほどに美味いのである。
オ~イ~Kさん,もう猪鹿ハンバーグの在庫が底を尽きかけている。さらなる補給をお願いしたい。ただしウケをねらて,蝶々まで入れてはならぬ。まあ,北海道で蝶々が飛ぶのは,5 月くらいだろうから,それまでは安心だ。もしこの猪鹿ハンバーグに蝶々を入れるときは,このシールを張っておいてくれ。
猪鹿ハンバーグステーキの脂を洗い流すには,
ブラックコーヒーでなければ敵わぬ。




