昨日のことです。夏期講習会の午前の部が終了し、私は、冷たいお茶でも買おうと教室の向かいにあるコンビニへと信号を渡って歩いていました。その時、前方から、サングラスをかけ、背がすらっと高く、色白で個性的で美しい20代前半ぐらいの女性が、な・・・なんと、ニコニコしながら私に近づいてきました。(笑)
その女性は、サングラスを外しながら『○○先生、私を覚えていますか?』と私に話しかけてきました。私は、サングラスを外したその女性の顔を見てから、自信たっぷりの表情をして『覚えているよ。K・Uさんでしょう。今、何やっているの?』と尋ねました。
彼女は、近くの商業施設を指さし、『○○の4階にあるネイルサロンで、ネイリストをやっています。』と答えました。私は、卒業生であっても、若い女性と話していることに気恥ずかしさを覚え、『そうなんだ、頑張ってね・・・。』といって、コンビニの中に、スゴスゴと入ってしまいました。
9年前の公立高校の入試の次の日のこと。4時ごろ、K・Uさんは、教室にやってきました。いつもの机に元気なく座り、焦点の定まっていない目をした彼女に、私は、『昨日の試験の出来はどうだったの?』と声をかけました。
私の声を聞いた瞬間、彼女は大きな瞳から大粒の涙が溢れ出してきました。私は、こんな場面を、何度経験したことだろうか。何度経験しても、とても切なくなります。
少し落ち着いた時を見計らって、『解答用紙を持ってきたのでしょう?一緒に採点をしようね』。と言って、採点をしました。
結果的に、ギリギリ合格点。私は、『多分大丈夫だと思うよ』。と彼女に伝えました。しかし、昨日、テレビで放映されていた『某塾の入試解答速報』の予測から、多少外れていたため、彼女は『絶対に落ちる』と言って、また、激しく泣き出しました。
『テレビでやっている基準は、20点ほど下駄を履かせているんだから』という私の声も耳に入らない様子でした。
K・Uさんが、お母さんに連れられて、私の教室にやってきたのは、彼女が中学3年生になる春休みのことでした。お兄さんが高校生になって私の教室を卒業したのと、入れ替えに入会したのです。最初に言った言葉は『○○高校に行きたい。』ということでした。
彼女の兄は、とても合理的な男で、緻密な計画に基づいた勉強をしていました。何が、緻密かというと・・・。『狙った得点を過不足なくとる』ということです。例えば『○○高校の内申ランクは○ランク・・・と言うことは、定期試験の得点は何点・・・。』といった具合です。そんな彼は、入試の着地点で失敗してしまいました。テレビのスタジオパークの光が下ってくるところに飛び上がって着地する例のあれです。(笑い)ほんの僅か着地点がずれたのです。
そんな兄を見ていたので、K・Uさんは、私の指導に従って頑張ってくれました。元々、学力は高いものを持っていたので、1学期の定期試験・2学期・模擬試験と順調に伸びて行きました。もっとも、それだけ本人が努力したということですが・・・。
公立高校合格発表の当日、私が待っている教室に、最初に現れたのは、K・Uさんでした。彼女は、溢れるばかりの笑顔で『合格しました』。と報告してくれたのです。ぴったりと着地してくれたのですね。
私は、私が指導した生徒たちのことは、ほとんど覚えています。『最初に来た時のこと、一緒に勉強した時のことなどなど・・・』。
また、私の教室では、たとえお兄さんやお姉さんが志望校に合格できなくても、その兄弟・姉妹は必ず入会してくれます。また、希望する高校へと合格できなくとも、高校生コースに継続してくれる生徒がかなりいます。ちょっと自慢かな?(笑い)
そういえば、K・Uさんの兄(ショーケン君)は、今、東京の美容院で、腕の良い美容師として頑張っているそうです。私は、卒業生の頑張っている姿や、頑張っている話を聞くととても幸せを感じます。
Blueさんのために『吉田拓郎 夏休み・・・。』
You Tube https://www.youtube.com/watch?v=IQzagiuRGic
麦わら帽子は もう消えた
たんぼの蛙は もう消えた
それでも待ってる 夏休み
姉さん先生 もういない
きれいな先生 もういない
それでも待ってる 夏休み
絵日記つけてた 夏休み
花火を買ってた 夏休み
指おり待ってた 夏休み
畑のとんぼは どこ行った
あの時逃がして あげたのに
ひとりで待ってた 夏休み
西瓜を食べてた 夏休み
水まきしたっけ 夏休み
ひまわり 夕立 せみの声
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