この夏は神社ではなく、お寺三昧でした。


その中でも素晴らしいと感動したのが薬師寺です。


8日は薬師如来の縁日でもあるので、8月8日のライオンズゲートが最大に開いている時に参拝しました。


薬師寺といえば三重塔の解体工事で有名です。NHKのプロフェッショナルの番組でも取り上げられ、プロの職人さんの凄さを見せて頂きました。


この日は初めにお写経をしました。

10:30までに仕上げると法要時に一巻づつご祈願して頂けると知り、間に合うように頑張りました。

お写経もあちこちでしていますが、薬師寺は写経場に入る前に口に実(何の実か忘れました)を含み、口を清めます。実はしている間ずっと含んで、お部屋から出る時に捨てます。

自分で墨を擦り書き終わると、お写経をお香で清めておきます。

10:30頃には、般若心経を唱えられます。


こんなに丁寧なお写経は初めてでした。




お写経が終わり、次は金堂に向かい法要に参加しました。

今年はとても暑い日が続いていましたが、この日は奇跡的に涼しく風が通っていました。

印象的だったのは、法要の最後に加藤館長が一緒に御唱和くださいと言われる言葉です。


偏らない心

拘らない心

囚われない心


無の心

大きく大きくもっと大きく



言葉は端折っていますが、この言葉を聞いて、まさに今偏っている、拘っている、囚われていると感じました。

一度拘りだすと無になれないとつくづく反省。





毎月8日の縁日だけ、おうどんのお接待があり、頂きました。この日はお得です。

おうどんを頂いて、今度は法話を聞きに行きました。

この日は薬師寺三昧でした。

加藤館長のお話は、飾らない、ありのままで、私からするとこんな偉い方がそんなことを言っていいの?というような話でした。笑。


流石、偏らない心、拘らない心、囚われない心…


偉い人でもどうなるかわからない…というお話でした。

確かにそうですね。





薬師寺には凄い国宝があります。

仏足石が掘られている大きな石板なのですが、これは中国に渡った遣唐使が素晴らしい物だからと日本にも欲しいと持ち帰った物だそうです。

何が凄いかというと、インドから中国に渡ったこの石板ですが、今ではインド、中国では戦争などで壊れてしまい、世界で残っているのは唯一このやくししの石板だけ。国宝中の国宝だとお聞きしました。


てが触れられるほどの柵の中にあり、何が国宝なよか分からないとお聞きしたら、そんな凄い物なのかと驚きました。加藤館長が変わっていて、みんなに直に見て欲しいと手の届く程の距離でガラスにも入らずに普通に置いてあります。


凄いことだと思いました。

ヨーロッパからの言葉の研究をされる方がよく来られるそうです。


見落としてしまいそうな物なので、行かれたら是非見て欲しいと思います。






これだけインバウンドで賑わっているのに、広い境内は閑散として全然観光客がいない。

とても静かで昔の日本を感じられる場所でした。


多分加藤館長は儲けに走らずに淡々と、この場所を大事に守られているのだと思いました。


お寺の存続などを考えると、これで大丈夫なのかと他人事ながら思いましたが、この雰囲気は今の時代に残しておきたい日本の原風景だとしみじみ眺めて感じ取りました。



行くなら8日!


ゆっくりと流れる時間を味わってくださいませ。