こんばんわ。


今日は、利用者さんのお話しを。


先週、お別れした利用者さんの事。


ちょっとここに書き留めておきます。



私の仕事は、


在宅で利用者さんや家族さんを守る事。


少しでも、お家で、


その人らしい生活ができるように支える事。


だけど、お家での生活には限界がある。


利用者さんの事情、家の事情、家族の事情。


利用者さんの病状や、家族の介護力、


その家の金銭面、家の考え方……。


みんながみんな最期の時まで、


お家にいられる訳ではない。


むしろ、


家で最期まで看取れる事の方が少なくて。


止むない事情で、


病院や施設を選択しなければならない事も。


私は、在宅の仕事をしていても、


全ての人が最期までお家にいる事が、


いい事だとは思っていません。


その人、家族の事情から、


こうなったら家は無理だなぁとか。


この人は、早めに施設に入った方がとか。


私なりに家族とも話しながらの選択。


早めに施設に入った方が幸せな事もあると。


そこが、その人にとってのお家になるのなら。


そんな風に考えています。



そんな中、先週は2人の利用者さんと、


生きていてのお別れでした。



1人目の利用者さん。


まだ、おじいちゃんではない中年のおじさん。


難病で、胃瘻でバルン。


知り合ったのは、一年位前になります。


奥さんは、働かないと生きていかれない。


そんな中での介護生活。


毎日、さくらんぼに来てました。


病状は少しずつ進行し、痰はゴロゴロ。


しゃべってのコンタクトもとりにくくなり。


昨年の秋頃から、


時々、肺炎で発熱し、入退院の繰り返し。


年末ちょっと前に、退院して来ましたが。


2日後には、発熱。


さくらんぼから救急車で病院に入院。


もう在宅は無理だなぁと。


利用者さんも家族も私も病院側も感じて。


そして、これ以上の治療や延命は希望せず。


今後は、療養型病院へ転院の決まった方。


先週、転院前に、


今、入院中の病院へ会いに行きました。


痩せちゃって、痰はゴロゴロ、寝てました。


目を開けて、すぐにわかってくれたけど。


その目は、もうお家へ帰る事は、


あきらめている悟っている目でした。


表情もなくて、訴える事は、


目の前のしんどい事だけ。


ベッドを下げて欲しいとか痰を取ってとか。


家に帰れない事もわかってるから。


今、目の前の時間が楽であれば。


その気持ちだけなんだなぁと。


彼に何とか笑って欲しくて。


いつも彼は、さくらんぼで。


手をお腹の上で組ませて〜って、


よく訴えていて。


そして、そのポーズが……。


私には仏様みたいで……。


元気な頃に、それを言ったら。


彼の笑いのツボにはまって、大笑い。


それからいつも彼とは。


今日も仏様のポーズね〜。


なんて言い合って、笑っていたんです。


この日もそれをと思い。


手の指は、拘縮が進んで。


うまく仏様のポーズが取れないんだけど。


無理無理、ポーズをとらせて。


「あ!仏様!」


って、言ったら。


すーごい、大爆笑!


笑った彼の顔を見たら、


うれしいやら悲しいやら。


だけど……。


笑う気持ちを忘れてなくて良かった。


最後は、またねも頑張っても言えないから。


泣きそうになるのを我慢して。


「笑う事。


   笑う事だけは、忘れないで生きてね。」


って、言って。


そっとお別れして来ました。




もう1人の利用者さんも、


まだまだ中年のおじさんです。


もう7年近くのお付き合い。


さくらんぼを始めた当初からの利用者さん。


胃管で気管切開、夜間は呼吸器。


奥さんは、すごい頑張って介護してました。


最近は、介護している奥さんが限界で。


ずっとずっと、


いつかは在宅は無理って思っていたけれど。


奥さんの中に、在宅で看れない事への、


罪悪感が大きくあって。


ギリギリ限界まで。


そして、無理な時期が近くなり。


先日、病院の緩和に申し込み。


週末に急に空きが出たと連絡があり。


週明けすぐに入院。


奥さんは最後まで悩んで。


そんなに急!って、


少し待ってもらえないかと病院側に頼んだけど。


やはりそれは無理で。


今回の空きを逃すと、


次はいつになるかわからないと言われて。


決断!


急に決まって、奥さんも動揺だけど。


私も動揺。


だから、お別れも言えてません。


落ち着いたら、病院へ会いに行きます。




亡くなる事でのお別れはもちろん悲しいけど。


こうして、生きてる中でのお別れも。


かなり、悲しく、しんどい。



いくら私達が支えても。


仕事は仕事であり。


家族ではない。


家族になれるのは、仕事の時間だけ。


後の時間は、家族が。


その大変さは、私も番頭さんや父のことを、


経験して学んだ。


利用者さんの気持ちも家族の気持ちも。


両方、痛いほどわかる。


私が。


これからもこの仕事をしていく中で。


私にできること?って考える。


在宅!在宅!と言われている中で、


何ができるのか。


次の私の夢。


いつか、いつか……。


泊まりもできる施設で。


そこが、利用者さんにとっての、


2つ目のお家となるような。


何かができないかなぁと。


ずっとずっと考えているが……。


これはまだまだ夢の段階で。


現実は、今の現実を守ることで精一杯。


なのだか……。


いつか、そんな夢を実現したいと。


想いは持ち続けたい。


いつか、いつか……。


志は、天高く!


夢は、持ち続けたい!


想いは、持ち続けたい!





ありがとうございます。