木は切られたとしてもなお | プロインタビュアー 佐藤智子のブログ

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毎日がワクワクする『聞き上手さんの習慣』

森の案内人、三浦豊さんに
インタビューさせていただいてから、
私の視線はいつも木に向くようになりました。
実は、家の近所に大好きな木があって、
その木漏れ日を感じたり、
葉の揺らぎを眺めたり、
落ち葉を楽しみにして、
その前を歩いていたのですが、
夏の前のある日、無残にも、
その木は幹からバッサリと切られていました。
やけに日差しが強く感じ、
風が淀んでいると思ったら、
あるはずのいつもの木が突然なくなったのでした。
私は悲しくて悲しくて。
その切り株は、ハートの形をしていました。
私は、なんてひどいことを、と思いましたが、
その家の方は穏やかにニッコリと挨拶をされて、
「大きくなっちゃって、邪魔になるし、
   葉を落とすと面倒だから、ご近所にも迷惑になるし」
と言われて。
迷惑だなんで、思っていなかったのに、、。
と思ったけれど、家主の方も
好きでそうしたわけではないのかもしれないと思えて。
三浦さんの撮影をさせていただいた時に、
その木の話をすると、
三浦さんは、実際に一緒に見にも行っていただけました。
すると、
「佐藤さん、大丈夫ですよ。
    ほら、ここにその木の赤ちゃんが芽吹いている‼︎」と。
通りを挟んだフェンスのお宅の庭から
葉が出ているではないですか‼︎
わあ‼︎
私はまた会えたようなうれしさがこみ上げました。
その木は赤芽柏(あかめがしわ)という木で、
もともとら40、50年しか生きられず、
次の世代に繋いでいく木だと。
「コンパクトライフを好む木」だというのです。
どんな土地からも芽を出す開拓者。
森をつくる先頭バッター。
その話を聞いて、
私は嘆いている自分が恥ずかしくなりました。
木は、切られたからと言って、
嘆き悲しむのではなく、
次の生きる道を見つけて、
たくましく進んでいく。
そして今、その赤芽柏の赤ちゃんが
こんなに大きくなっています。
フェンスを越えて伸びています。
私は、いつもその葉を通りかかる度に触っているのです。

他にも木の特徴はいろいろあります。