お富のブログに新しいテーマが始まりますよ。


「天文」


多少、トーンの違った語りぶりになるかもしれないけれど、よろしくお願いいたします。


序説【introduction】

さて。。。我が家に天体望遠鏡がやってきたのは、昨年の4月。

宇宙人、HAL坊の誕生日に小さな組み立て望遠鏡 を手に入れたことから始まります。

お富も世の男の子の例に漏れず?天文少年だった時期があったので、これをダシにイロイロと想いを注入。

8月半ばには、「我が家の家宝」と銘打った屈折望遠鏡の導入にこぎ着けたのです。


以後、HAL坊とともに、「晴れれば観望」な日々を送りつつ、当然の成り行きとして、インターネットでの情報収集を重ねる。。。そこで、同じような足取りを経て天文熱が再燃した大人達を発見するわけです。

同士を得たり!と、うれしくなって、お友達になってもらって、ご縁がずいぶん広がりました。


お富も天文のテーマを語らないとな。。。と思っていたところ、情熱的な友人から


「自分ばっか情報拾って、仲間にはなぁ~んにも公開しないのはフェアじゃないぜ!」


と言われた訳じゃぁないけれど。。。(笑)

情熱に背中を押されたので、ぼちぼち語ってみます。


方法【method】

天体観望には色々な流儀があって、大きく、撮影派と観望派の2つに分けられそうです。

それぞれ、使用機材などによって分派するわけですが、当方は後者になるでしょう。


我が家の家宝を紹介します。


なまけ防止ぶろぐ。-愛機
William Optics FLT 98 Triplet APO

 D 98mm, f 618mm, F 6.3


口径約10cmの屈折望遠鏡です。

可搬性に重点を置いて、軽量なカーボン製鏡筒を、televue 社のF2経緯台+ベルボンのカーボン&マグネシウム三脚に据えて使用しています。

そして、手前に仰々しくおいてある物体。。。


なまけ防止ぶろぐ。-秘密。。。でもないけど強力兵器!

televue 社の接眼レンズで手前が、ethos 13mm、奥が ethos sx 3.7mm。

これらの特徴は、何れも見掛け視界が100°以上あって、一般的なもの(40~60°くらい)に比べて一度に広い範囲を観望出来ます。

のみならず、視野の端で像がのびたり歪んだりする事も無く、隅々まで綺麗な星像を魅せてくれます。

また、ごらんの様に、のぞき穴(笑)、が大きいので、子供でも割と抵抗なく観望が出来ます。


ethos 13mm を使用すると倍率は47×、明るく星像が非常にシャープなので、天の川散策や星雲、星団など、淡い星が集まる様を眺めるのにちょうど良いです。

今時だとオリオン座界隈を眺めれば、M42のガスの広がりや、その中のトラペジウムの並び、リゲルとその伴星、等々オリオン座に点在する重星(星と星が接近して見える天体の事)も一網打尽にしてしまいます(距離角5″程度ならばちゃんと分離して見えます!)。


ethos sx 3.7mm はこの2月、当方の誕生プレゼントに購入したばかり。

# 情熱的な友人にひた隠しにしていた秘密兵器は、コレ!(笑)


ethos sx 購入前は、ethos 13mmで見つけた重星を細かく観察する際に、Or(オルソ)の6mmと4mmの接眼レンズを使用していましたが、視野は40°程度。星像は綺麗でしたが、重さがethosとずいぶん違うために、鏡筒のバランスが崩れて、使いにくいなぁ。。。と思っておりました。

そこで ethos sx (視野は110°!)をねだって、ねだって。。。購入にこぎ着けたのです!


眺めてみればまたまた!広視野の効果に衝撃がありました。

視野が広いので迷子にならないし、星の寄り添い具合や色も、他の星と対比して非常に鮮明に観えて、重星らしさがいっそう際立つんですね。
もちろん、倍率が高いので惑星観望にもよろしくて、今時は土星(透明で凍るような未明の空に光っています!)を眺めれば、漆黒に白い星々が点々とする空間に、国産大豆のような色つや申し分ない綺麗な楕円体に、鋭い輪を冠し、ぽっかりと浮かんいる様に、うっとりとしてしまいます。


最後に一工夫。


なまけ防止ぶろぐ。-ちょっと工夫

天体を望遠鏡に導入する際に使用しているのは、この、レッドドットファインダー。

画像の細い筒中間に配置されているグラス面に赤色LEDの点像が映し出され、手前から筒を通して、赤い点に観たい対象を合わせれば、望遠鏡内に導入されるように調整します。

ごらんの通り、赤色光の光路上から筒内部まで黒植毛紙を貼って、光の散乱を防止しています。

こうすることで、レッドドットのゴーストが消え、綺麗な点像に落ち着いてくれます。


眼視で見える天体は、これで十分導入出来ますが、さらに暗くて導入が困難な天体には。。。


なまけ防止ぶろぐ。-hinode 5×20 9.4°

この双眼鏡を併用します。

日の出 の5×20 A1。

倍率は5倍で視野が9.4°(腕をいっぱいに伸ばして、だいたい握り拳に隠れる範囲)、肉眼では見えない暗い天体を比較的広く眺めることが出来ます。


ファインダーとの併用法はこんな感じ。。。


① 意中の天体近くの眼視可能な星にファインダーを合わせておきます。
② 双眼鏡中心にファインダーで合わせた天体を入れて、そのままじわじわと顔をファインダーに接近させます。

③ 程なく、赤いドットが双眼鏡視野に入ります。

④ 双眼鏡にて赤いドットが浮かんだ空を眺めつつ、空いている手で望遠鏡を移動、意中の天体に近づけます。

⑤ 双眼鏡視野にて、赤いドットと意中の天体が重なれば、望遠鏡中心に導入完了!


以上が、我が家の望遠鏡システムの全てです。


通常、画像の様に組んだ状態で待機してあって、晴れていれば、猫の額の庭や、ベランダに出して、即観望開始。

広々とじっくり観たいなぁ。。。というときには、鏡筒を外し、三脚+経緯台、接眼レンズ一式、双眼鏡、ねころびシート。。。などの道具立て一式担いで、徒歩10分程度の観望ポイントにプチ遠征に出向くわけです。

機材一式全部合わせても、10kgに満たない重量に収まるので、移動は自在、列車や飛行機移動の観望でもボーダレスで持ち出すことが出来るでしょう。

# 昨年は沖縄に遠征しましたが、全て機内持ち込み可能でした。


まとめ【conclusion】

機動力と見え味に拘った我が家の愛機をご紹介しました。

夜空はとっても広いので、まだ観ぬ世界はそれこそ、星の数程。

一日が二日分楽しめるような日常を得て、人とのご縁がどんどん広がって。。。

望遠鏡は、想像を超えた、大きな宝物ですねぇ。。。