少数派の魅力
『のだめカンタービレ』 (二ノ宮知子・講談社コミックス)にはまっています。
滅多に漫画を読むことのない私ですが、ヒロちゃんの一週間にわたる[のだめ読んでみて!絶対面白いから!!]のメール攻撃を受け、しぶしぶ第1巻を手にしました。
いきなり、面白かったです。私の苦手な恋愛至上主義少女マンガではなく、笑える中にもふんだんにクラッシック音楽の知識が織り込まれていて、勉強になりました。
すでに人気で、知ってる人は知ってるでしょうが、音楽好きで知らないあなた、ぜひ読んでみてください。
いつの間にか、私もすっかりのだめ宣教師に・・・(汗)
しかし、12巻の発売日は13日なのに、近所の書店に問い合わせると「16日の入荷予定になっております」
そうなんです、地方は雑誌などの入荷も数日遅れるんです。
そこんとこ、どうなのよ、東販、日販さん!!
いえ、出版社の方々!!
先に地方にまわしておいて、発売日に一斉に店頭に並べるぐらいの気配りは出来ないのでしょうか!!
・・・すみません、つい興奮してしまいました。話を元に戻しましょう。
のだめは、一度聴いた曲を耳で覚えて弾けるという、天才ピアニストです。
先日、純文学 VS 行動学 でもご紹介した『4日間の奇蹟』(朝倉卓弥)にも、のだめのように一度聞いた曲をピアノで弾ける少女が登場します。
彼女は脳に障害を負っています。
障害・・・違和感を覚える言葉ですね。何に対する障害なのでしょう?
それは、本当にしなければいけないことで、そのやり方でないと駄目なことなんでしょうか?
健常者と障害者。単に多数派と少数派だけのことだと思います。
99パーセントの人たちのやり方に無理に合わせなくてはいけない、少数派はつらいですね。
でも、音楽の世界でも少数派のやりにくさを努力で克服し、世界的な賞賛を浴びている人は沢山います。
Rick Renstrom もそのうちの一人です。
『YOUNG GUITAR』 2004年3月号に「常人には到達不可能なレベルの技術を身につけた奇跡のギタリスト、リック・レンストロム。努力と精神力の賜物としか言いようがない超絶プレイ」と紹介されています。
彼は両腕にハディキャップを持っていて、左右とも寡指状態です。
とくに左手には指が3本だけです。湾曲した右腕、3本の左指。
5本ずつの指を駆使しても思うようにベースを弾けない私には、信じられない世界です。
彼はギターを始めようとした時「お前に出来るはずがない」と言われ、逆に発奮して「ただひたすら、一日6~8時間ギターの練習をした」そうです。
ベースの練習をしていて難しいとか出来そうにないと思ったとき、いつも彼の言葉を思い出します。
『そうだ、出来ないなんて言葉はリックのように、毎日8時間練習した人だけが言っていい言葉だ』
私は、幸運な事に出来ないと思うことはありません。
まだ、十分な練習が出来てないだけです。
少数派は生き抜くのが厳しいけれど、リックのようにある線を越えたときから、少数派であることが大きな魅力となり人々の心を捉えます。
私の精神面での音楽の先生はリック・レンストロムかな。