見ると聞くとでは大違い | ミツバチ生活への道~英会話・音楽ライブ・映画~

見ると聞くとでは大違い

いつも私の思い出話風なブログを読んで下さる皆様、ありがとうごさいます。

人に見せる事を意識して文章を書くのは、久しぶりです。

結婚が決まってから仕事をやめて、一時期(10ヶ月)仕事をしたことを除くと、ずっと専業主婦をしています。専業主婦の割合は年々少なくなり、特に子供が中学生、高校生ともなると、平日にのんびりランチを一緒に楽しめる友達も減ってしましました。

インプットするばかりで、アウトプットすることが殆んどない、「いつもお客様」の生活は、それはそれでストレスのかかるものです。

ヒロちゃん(それなりの理由① に初登場の親友)は、私にいつも「貴女の生き方は私たち仕事を持つ女に対する挑戦よ。どんな生き様なのかじっくり見てあげるわ」と、怖いことを言いますが、私はけしてそんな大それた考えがあって専業主婦をしているのではなく、ただの成り行きなのです。

時々思うのは、『ヒロちゃんと旅行をして飛行機でも落ちたら、私の値段ってヒロちゃんに比べると随分安いんだろうなぁ』ということぐらいです。


私はお見合いで主人と結婚しました。いまどき、というより私たちの時代でもお見合い結婚なんかする人は、極端に少ないんですね。

娘が小4の時、どういう流れだったのか忘れてしまいましたが、授業参観の授業中に先生が「お見合い結婚されたかたは?」と父兄に聞きました。20人前後のうち、お見合い結婚したのは、私を含めてたった2人。もちろん当の先生も恋愛結婚だそうです。


独身時代の私はバリバリのキャリアウーマン・・・を目指す、ちょっとドジな編集者でした。

結婚願望など全くなく、『30までには何かになっていたい』が口癖でした。

おばが持ち込んだお見合いの話に、当時、我が家を取り仕切っていたおばあちゃんがいたく乗り気になり、私のスケジュールなどお構いなしに、お見合いの日取りが決められていました。


お見合いの数日前にその事実を知らされた私は、「何言ってるの、仕事が忙しくてそんな暇ないよ」と抵抗をみせました。しかし、おばあちゃんの『女は結婚』の人生観を変えさせる努力をするより、1度だけ知らない人と夕飯を食べるほうが簡単だと気がつき、お見合いを承諾したのです。

それに、おばの話によると、相手はとても無口な人だとか。


私の好きなタイプは『憂いのある表情の無口な男』

当時の主人は仕事が忙しくて、疲れた表情でしたが、部屋の照明の加減によっては『憂い』に見えなくもなかったです。無口というのは、結婚するまでは確かに当たっていました。

結婚してみると、話好きの人でしたね。しかし、そこは私も、結婚に付随するサービスの一環として話を聞いてあげていました。


そして、私が「じゃあ、この辺で一度結婚でもしてみるか」と思ったのには2つわけがあります。

1つめは、当時私が担当していた『いま女性たちは』の連載。

カメラマンの後輩の女の子と2人で、いろいろな立場の女性を取材に行きました。そして、記事の最後に「理解のあるご主人、2人のお子さんとの4人暮らし」とかなんとか、プロフィールを書いていました。


後輩と2人で「やっぱこの1行がないと、正当に評価されないよね」

「独身だったら地位が高くなっても、そりゃそうでしょって思われちゃいますもんね」

と生意気な事を語り合っていたのです。

ですから、結婚したいとういうより、『いつか最後の1行を手に入れなきゃな』という思いがあったのです。


もう1つの理由。実はこちらの方が切実でした。

両親と住んでいた私は父の転勤で、1時間かけて新幹線通勤していました。

交通費は会社もかなり補助してくれてはいましたが、私自身の負担も重かったです。


それなら、いっそ一人暮らしした方がいいと思うでしょうが、当時は『一人暮らしするくらいなら、会社を辞めたほうがましだ』と思っていたのです。しかも、まずいことに何故そこまで一人暮らしが嫌なのか、自分でもわからなかったのです。


あまりにも怖いことって、人間忘れるんですね。

実は私は一人暮らししていた大学3年の時に、ストーカーにあっていたのでした。

その時はそんな言葉も知らず、ただ電気を消して息を詰めて暮らしていたのです。

『あの人は親切心で私の事を心配してくれているのだから。でも・・・』


3年生の終わりに、父が転勤で大学まで通える所に引っ越してきたので、家族と暮らすようになりました。

ストーカー対策としていきなり引っ越すのは有効らしいですが、結果的に私もその方法で平安をとり戻しました。そして、その人のことは100%完全に記憶から消えていたのです。

ですから、なぜ自分がこんなにも一人暮らしを嫌がるのか、不思議でたまりませんでした。


そのことを思い出したのはごく最近の事です。

ヒロちゃんからのメールの中に[そういえば、いつも貴女のアパートの前に立っていたあの人・・・]

[えっ、誰のことかな?]

[貴女いつもああ・・・って、ひいてたじゃん。部屋で騒いでたら、いきなりピンポンなって「今日は楽しそうだね」と言われたり。えっ、私、違う友達と勘違いしてるのかな?]  


急に記憶がよみがえってきました。

ヒロちゃんは私とは違う大学に進み、月に一度ぐらいしか遊びに来ないのですが、2人で部屋に帰ってみるとアパートのドアの前に立っていました。

他の人が遊びに来ている時も、よくピンポンと鳴らします。そして、ひとことドア越しに「今日は楽しそうだね」と言うと帰っていくのです。


ですから、日ごろは2部屋あるうちの外に電気が漏れない部屋にこもり、息を殺して暮らしていました。

しかも、今思うとかなり怖い状況なのですが、「親切に気にかけてくれてるのに、失礼過ぎるかな」と自分のほうを責めて、被害にあっているという発想は全くなかったです。


そんなこともありまして、結婚する前の私は「引越ししなくていい一人暮らしじゃない家」

それから、「パソコン」、出来れば「自分の勉強が出来る時間の余裕」が欲しかったのです。

一方、主人の望みは「白いご飯」 さっきも言いましたように、当時仕事が忙しくて、一人暮らしのマンションに帰るのは、12時ぐらい。

そうすると、近所で白いご飯が食べられるのは、お寿司屋さんぐらいだったそうです。それでは、経済的に大変です。しかも、主人はインスタント食品やコンビニ弁当が大嫌いで、ほとほと困っていたそうです。

私の家・パソコン・時間と、主人の白いご飯の要求を満たすべく、結婚することにしたのです。

結婚生活はとても、上手くいっていました。

なにしろ、相手に対する要求がシンプルでしたからね(笑)

それ以上のものが、与えられるともう、感謝、感謝でした。

それに、主人は私より11歳も年上でしたから、客観的にみれば、私のわがまま放題の結婚生活だったのかもしれません。


自分でも、結婚してから性格が変わった気がします。

それまで、ずっとつっぱっていたのに、なんか、のーんびり穏やかな人になったのです。

どちらかと言うと、こちらの方が本来の私のような気がします。


ですから、今日までのブログを読んでくださった人たちは、私の事をしゃきしゃきした人だと勘違いしていません?

実は連休中に始めたこのブログですが、ベースのK先生に宣伝していたら、読んでくださっていました。

でも、ブログに登場する私と、目の前のぼーっとした私では、ギャップがありすぎて、戸惑っていらっしゃるようでしたよ。


私の人生を熟知しているはずのヒロちゃんまでもが、「凄い、負けた気がする」とか変な事を口走り始めました。

これが、他のひとのブログを読む時にかかる《主人公とその他大勢の私症候群》ですね。

あ、いや、そんな言葉はなくて、私が今勝手につくったのですが(汗)。


人のブログは楽しそう、かつ、充実しているように見えて羨ましくありません?

実は私も、自分のブログを始めるまで、そう思っていました。

ヒロちゃんにメールで[私って、凄く不幸な女だと思わない!? 日本一と言い切れる自信はないけど、地域一番店の自負ならあるよ!!]とかいう、愚痴を書き送ったりしていました。


その原因は、K先生がやってらっしゃるバンドの方々のブログを毎日読んでいたせいなんです。

昨日の気分はミュージシャン でも書きましたが、バンドのHPからそれぞれの日記へいけます。

そこでベースを担当していらっしゃるK先生と、ギターのO先生(北九州でギターとベースを教えていらっしゃいます)が、毎日更新されてて、とても面白くためになる内容です。


音楽関係の話はもとより、将来息子が音楽で仕事をしたいと言っていますので、実際そんな方々の日常は興味があり、とても参考になります。

そんなこんなで、毎日楽しみに見ていたら「何だか楽しそう過ぎるなぁ。えっ、私が行きたくて仕方なかったのにいけなかったあのライブ、そこまで盛り上がったの!?」と、羨ましくなり、さっきのようなメールをヒロちゃんに送ることになってしまうのでした。


今年の連休は暇でした。娘が手を骨折していて、大して遊びにもいけませんでした。

あまりの暇さに思いついたのが「そうだ!また新しい英会話教室にも通い始めたことだし、私もブログでもしようかな」

お陰で、暇をつぶす事ができました。おまけに、ヒロちゃんにまで、感心されるなんて!


日ごろの私はお昼ね大好きのぐうたら主婦です。

我が家の自慢は、リビングのでっかいソファ! そこで、本読みながら、ビデオを見ながらうとうとするほどの幸せは、他にありません。

ヒロちゃんからの、[またお昼ねしてるんじゃない!?]のメール着信音で目を覚まし、[寝てなんかないって・・・そんなに長くは]と、大急ぎで言い訳メールを返信する毎日です。


こんな私だけど、これからもよろしくね!