詩(8) | BLOG MYSTERY NOVELS

詩(8)


題「紙の線路」


 僕は、紙の線路の上を走る汽車。
 名前は「薫葉D51」
 石炭の代わりに本を焚き、紙の線路を駆けてゆく。
 重たい車体を引きずって、ロジック駅で停車する。
 そこから見える駅伝に、手を振り、春風心地いい。
 そんな汽車の行き先を、知っているのか、この頬よ、
 余情のニキビ。風に揺る。暗合みたく、
 右頬に。