詩(6) | BLOG MYSTERY NOVELS

詩(6)


題「月光」


僕は三日月に沿って、
鋭い月の刃先を舐めた。

野生には まだまだ
僕の知らない言葉がある。

夜にはまだまだ、
僕の本能でさえ入り込めない
何かがある。

そんな夜にはいつになく、
誰も彼もの夜の底で嘆き悲しむ姿が、
狼の遠吠えのように聞こえてくるのだった……。