スマート・スマート(10)
題「メディカルの新星」
とある個人病院。
病院長「百間川のエジソンさん、うちの病院。
お年寄りばかりで皆、元気ないんですね。
何か元気を出させるアイデアってないでしょうか」
百間川一声「そうですね、人間だけではなく
お花にも音楽を聴かせるとα波が出るっていいますし、
音楽を使った方法で何か考えてみましょうか」
病院長「お願いいたします」
百間川一声「ご期待に応えられるよう、努力してみます」
頬杖をして、思案する百間川。
約一分が経過した。
百間川一声「そうだ、こんなのはどうでしょう」
病院長「もう、ひらめいたんですか」
百間川一声「ええ。
カルテにですね、メロディーをつけるっていうのはどうでしょう?
単純に、音声記憶のできるICチップをカルテの隅っこに取り付けるだけで
実用可能だと思いますし。
それならば、カルテを書いている際に、心地よいメロディが流れてきて、
患者さんの心理を緩和させることに貢献できるのではないかと。
そして、患者さんごとに曲を変えても面白いかもしれません。
癒しを求める患者さんには癒しを、元気を求める患者さんには、元気を!
まず手始めに、モーツアルトあたりから始めてみられては」
病院長「それは、清清しいアイデアですね。早速、実践してみます!
ありがとうございました」
注釈=百間川のエジソンこと、百間川一声は、私立探偵の顔。警視庁捜査一課特別捜査官という顔、企画プランナー件発明家という顔を持っていることを付記しておきます。