映画「スターウォーズ」とマーケティング | 岩元貴久の“バランス思考”

映画「スターウォーズ」とマーケティング

映画『スターウォーズ』から、マーケティングで大切なことを氣づきましたので紹介しますね。

スターウォーズは、いわゆるハリウッドの娯楽ファンタジー(?)冒険映画ですから、正義と悪の二者がいます。

登場人物の中には、「フォース」と呼ぶ超能力のような「力」を操ることができる正義のヒーローがいます。

彼らを「ジェダイ(Jedi)」と呼びます。

悪者も、同じようにフォースを使うことができるのですが、彼らを「シス(Sith)」と呼びます。

ジェダイとシスの違いは、両方とも同じフォースを使うのですが、そのフォースの力の源泉が異なります。

ジェダイは、基本的にフォースを「正義」や「愛」といったプラスのエネルギーを源として使い。それらは、自分達のためではなく、他人のために用いることを目的(使命)としています。

一方、シスは、フォースを、「エゴ」や「嫉妬」、「怒り」といったマイナスのエネルギーを源にしています。そして、このマイナスエネルギーを「ダークサイド」と呼んでいます。

ここで、たとえ正義のジェダイであっても、一旦、怒りや嫉妬、エゴといったマイナスのエネルギーを、自分の中に強く持ってしまうと、シスと変わらなくなってしまうのです。これを、「ダークサイドに陥る」とって、ジェダイは、自らを律しています。

いわゆる、正義の人が、悪の道に陥るということですね。

そして、ジェダイからシスには、比較的、容易に変わりやすいのですが、シスからジェダイに変わることは、なかなか難しいようです。

これって、なんとなくわかる氣がするでしょ?

さて、ここで、1つのジレンマがあります。

それは、シスのパワーのほうが、ジェダイより強力な点です。

ジェダイとシスが、ライトセーバー(剣)で戦うと、シスの力のほうが強力なのですね。

だから、ジェダイの剣士が、より強くなりたいと思えば、思うほど、ダークサイドへの誘惑に駆られてしまうのです。

まぁ、悪の誘惑に負けてしまうということです。

さて、ここまでの話を聴いて、なんとなくわたしが言わんとしていることに氣づいた方も、いらっしゃるのではないでしょうか?

セールスレターやダイレクトメールの効果をあげようと、そのテクニックを勉強していくと、強力なコピーライティングを書くにあたって、「人を心理操作する」ということに、興味を持ち始めます。

これが、よい方向に使われるのであれば、いいのですが、えてしてそうはならないようです。

実際に、心理操作のテクニックをつかった、きわどい表現の文章を書くと、セールスレターの効果があがる場合が多いです。

また、だからこそ、それに味をしめて、どんどん相手を操作しようとレターの表現が、きわどくなっていきます。

確かに、心理操作のテクニックやそれにともなうきわどい表現は、DMの効果をあげる手っ取り早いものかもしれません。

あなたの手元に送られてくるDMやメールを、みてみてください。

「楽して儲かる」「短期間で成功する」「誰でも億万長者」みたいな触れ込みの宣伝文句が氾濫していませんか?

「人の心理」を知ることは、ビジネス上、とっても重要なことです。

でも、それは、「購入を迷っている人の背中を一押ししてあげる」ために、自分の(商品の)ことを相手に正しく理解してもらうために、そして、相手にメリットを提供しようとしているこちらの想いを伝えるために、使われるべきなのですね。

こちらが伝えようとしているメッセージが、「相手のために」なることを理解してもらうためには、まず、相手がどう想うのかを知る必要があります。そのために、人の心理を学ぶことは重要なのです。

自分のために、つまり、自分の商品が売れるために、相手をうまく誘導しようと、心理操作するものではないのですね。

「でも、心理操作したDMのほうが、強力なんでしょ?」

そのとおりです。

でも、それは、先ほどのスターウォーズのダークサイドの話と同じことなのです。

ダークサイドの力は、強力です。

だから、売るために心理操作を活用したDMは、短期的には、ものすごく強力な結果をあげることでしょう。

でも、それで、あなたは幸せですか?氣分がよくなりますか?

それから、セールスレターを強力にしたとしても、その効果は、一時的なものであって、長続きしません。

どうしてかって?

セールスレターのテクニックにばかり、フォーカスしている人は、もともと、お客様のためを思って、やっていませんから、商品販売後の商品の供給体制やサポート体制を整えていないことが多いです。

売れて、売上を上げることばかりを考えていますから、強力なDMによって一時的にたくさんの注文が入っても、それをこなしきれなくなります。

商品の品質が粗悪だったり、配送が大幅に遅れたり、問い合わせにも返答できないといったことがおきます。

結局は、お客さまは、満足してくれません。そして、リピートしてくれるお客さまがでてきません。

そして、そのうち・・・だんだんと・・・。ねっ、わかるでしょ?

それから、もっと問題なのは、そういうことが起きても、「売れすぎて、困っちゃうなぁ」と、お客様のことより、自分のDMのテクニックに自己満足してしまうことです。

こんな考えで商売をしたって、お客様から長期にわたって、ごひいきにしてもらえるはずなどないですよね?

だから、DMの効果も長続きしないのです。

それとですね。DMの言葉だけ、変えて、一時的に売上があがったとしても、それで、心から喜べないですよ。

コピーライティングでは、テクニックの前に、お客さまを想う「心」が大切です。

本氣で、誠実にお客さまに想いを伝える心が先にあって、それから上手にセールスレターを書きましょうね。

くれぐれも、ダークサイドには氣をつけてくださいね。

ありがとうございます

Taka
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