多分、私とタンタンとのお散歩に同行したら不思議な気分になると思います...
私は3mのセミロングリードを使っていて基本的に散歩中リードを引きません。
(止めることはあってもよほどのことがなければグイッと引きません)
タンタンは私が「今日は島忠へ行こうか?」などと出発前に告げた目的地に向かって、
私の前を歩きます。
その後のイレギュラーな方向修正や停止は全て言葉で伝えます。
「そこ曲がるよ〜」
「まっすぐまっすぐ」
「ゆっくりゆっくり」
「ちょっと待って」
などと言うとタンタンはそのプロンプト(行動を誘導するためのきっかけ)にしたがって行動してくれます。
はたから見たらあの人なんで犬と話してるんだろうって、
変人だと思われているかもしれません。
「犬なんてリードをグイグイ引いて注意をご主人様に向かせて脚側歩行させるものだろ」
などというバイアスが入っている人には、
「なんであんなに甘やかすんだ」と感じるかもしれません。
でも、私とタンタンのお散歩は、
このスタイルにしてから格段と楽しいものになったのです...
そもそもタンタンはプライドが高く、
基本的に自分より前を歩かれることを嫌います。
ですから私がすこしでもタンタンより前を歩くと、
ピタッと止まって歩かなくなるという、
いわゆるリーダーウォークの訓練を私に対して行うのです😅
でも、自分が先頭を歩くにはお散歩の目的地を把握していないといけません。
タンタンは私の前を歩くために目的地の名称と道順を
関連づけて覚えなければなりませんでした。
最初は新しい場所へは自転車で行って道を覚えさせ、
実際に歩いて2〜3回行けば「今日は●●カフェに行くよ〜」などと伝えると、
確実に行けるようになります。
でも、うる覚えで道を間違えたり、
工事をやっていたり、ポストに寄りたかったりしたときは、
ルートを変更しなければいけません。
そこでプロンプトが必要になるのです...
道順に関する誘導だけでなく、
「もすこしこっちきて」とか
「もっとスタスタ歩こう」
「にゃんにゃんスルーするよ」など、
日々プロンプトは増えていきます...
きっとこのお散歩方法はタンタンにとって、
とても脳を使うことになっていると思います。
ただ何も考えずに飼い主についていけばいいのと違って、
名称という言語から記憶の画像や映像を引き出し、
ルートを思い出しながら自分で判断して進まなければならないのですから。
でも、タンタンはこのお散歩が気に入っていて楽しそうです![]()
私も犬ってこんなに言葉が分かるんだと気づいて以来、
言葉によるプロンプトの種類を増やすことが楽しくなり、
何度か続けるうちにまったくリードを引かずにお散歩できるようになったというわけです。
もちろんこのようなスタイルを誰にでもオススメしているわけではないですよ。
犬の個性によってこのようなスタイルでも楽しくお散歩できるってことです。
「犬は必ず飼い主の左側にくっついて飼い主にアイコンタクトをしながら歩かなければいけないもの」という固定観念を捨ててもいいんじゃないかって話です。
大切なのは犬が散歩を楽しめているかでしょ?
タンタンはいちいち私の方を見ません。
声をかけると耳だけちょっと動かして「おっけーわかった!」と返事します。
いちいちアイコンタクトを求めるなんてただの飼い主のエゴであって、
車を運転しているドライバーに、
「私が話をしているときはこっちを見ろ!」などと要求しているのと同じです。
そして今では私がタンタンの前を一時的に歩くことがあっても、
怒ってストップすることはなくなりました。
私が多少前に出ても自分の意思が曲げられることがないと
分かってきたのだと思います...
ちなみに、お散歩中に「タンタン、雨こんこん降ってきそうだから急いで帰ろう」と言うと、
タンタンは小走りになるくらい急いでくれます。
ええ、タンタンは雨で顔が濡れるのが大っ嫌いなんです...😂




