孤立する「日本の漢方」(1)☆「新しい日本をつくる国民会議」(21世紀臨調)を受けて | 「ひよこ不動産」北海道☆似鳥よーこりんブログ 〜夫49歳失業からの!家も人生もキラキラ再生〜

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人生いつからでもリスタート&ビッグウェーブ! 夫、49歳で失業(゚o゚;;をきっかけに、心理カウンセラー&PRライターで、転職いっぱい、結婚三回、波瀾万丈人生なよーこりんが、新たに挑む未知なるジャンル「不動産業」の日々を綴るライフスタイルブログです。

以下、引用長くてしゅみません。

作家の村上龍氏発行のメルマガ

「JMM」
発行部数 128,653部


にて配信されたものです。


8月9日に行われた

「新しい日本をつくる国民会議」
(21世紀臨調)


のニュースは、飛行機の中で見ていたのですが
(北海道新聞に、
 安里会頭のお写真も出てまちた~目)

民主党は、マニフェストに
漢方医学も入れていたんですのねっ。

とっても面白い内容なのですが
ブログに掲載するにはちょっと長いので
分けますわね~。


***


「統合医療の確立ならびに
 推進をうたった民主党マニフェスト」



●医療と社会とのつながり

 総選挙を前にして各党のマニフェストを
比較する記事が増えている。

8月9日にも有識者らの

「新しい日本をつくる国民会議」
(21世紀臨調)


が「政権公約検証大会」で、

経済同友会、連合、日本青年会議所、
PHP総合研究所、言論NPO、日本総合研究所、
高総日本、チーム・ポリシー・ウォッチ

の8団体が
自民、民主両党の
次期衆院選マニフェストへの
評価をした内容が公表されていた。

 今まで医師は日常診療に追われ、
忙しくしていたために、マニフェストなど
読む暇はないのが美徳と考えられていたが、
一連の医療崩壊を招いた原因として、
あまりに社会と隔絶した医師の態度が非難された。

すなわち、常識では考えられない
過酷な労働に対して、SOSを出すことなく、
燃え尽きるまで働き続けた医師に対する批判である。

医療が社会サービスの一環であるのであれば、
社会の動向と軌を一にした内部変革も必要であろう。

 かく言う私も政治には全く暗い医療者の一人である。

しかしながら、上記のような目で、
少なくとも医療政策にだけは目を通してみたところ、
自民、民主の医療政策の精緻さには
かなり違いのあることが分かる。

是非とも医療者が読んで自分の分野での
意見を活発に出されることを期待する。

 ここでは自分の専門である漢方医学が
民主党マニフェストに載せられていることに驚き、
本稿で私見を述べてみたい。


●民主党医療政策(詳細版)

注目したのは民主党医療政策詳細版である。
ここには自民党のマニフェストには見られない
詳細な医療政策のロードマップが示されている。

どれもが納得できるよくできた内容であるが、
その中に

「統合医療の確立ならびに推進」

という項目がある。

内容は

「漢方・健康補助食品やハーブ療法、
 食餌療法、あんま・マッサージ・指圧・鍼灸・柔道整復、
 音楽療法といった相補・代替医療について、
 予防の観点から、統合医療としての
 科学的根拠を確立します。

 アジアの東玄関という地理的要件を活かし、
 日本の特色ある医療を推進するため、
 専門的な医療従事者の養成を図るとともに、
 調査・研究の機関の設置を検討します。」

とある。

 こうした文言は自民党のマニフェストにはない。
私は漢方と鍼灸以外は専門ではないので、
他のことには触れられないが、

ここでは漢方・鍼灸がマニフェストに
取り上げられた意義について述べてみたい。


●国民からの根強い支持がある漢方医学

漢方のブームは1970年代に始まるが、
近年ますます見直されている。

医学が発達し、遺伝子からの創薬や
分子標的薬が開発される時代に、
目を見張る医学の発達と逆行するような漢方ブームを
どうとらえれば良いのだろうか。

医療用漢方製剤は
1976年に大々的に保険収載されてから
30年以上経て、
最近のデータでは医師の8割近くが
漢方を日常診療に用いているという調査結果もある。

それに加えて一般用製剤としての
漢方の売り上げも好調である。

某メーカーのキャッチ

「漢方ダイエット」

は流行語にもなっている。

新たにこの一般用漢方製剤に参入した
大手製薬メーカーもある。

こうした現象を見る限り、
国民の多くが漢方に
関心を持っていることが分かる。

ただし、まだ「漢方」に対する
誤解があることも事実である。
多くの人が

「漢方の本場中国」

という言葉に踊らされている。

漢方医学は日本に伝来して1500年経ており、
江戸時代に当時の清朝での医学が
あまりに理論的すぎて
実務に対応できなくなっていることから、
独自の医学体系を築いた。

「漢方」という言葉自体が江戸時代になされ
たわが国の造語である。

これが商売にばけると
「本場漢方の中国ツアー」となるのであるが、
漢方自体が日本の伝統医学であり、
中国で「漢方」と言っても全く通じない。

ましてや売られているのは
正規の中医学ではなく、
日本人専門の商売であることが多い。

中国当局に言わせると

「ばかな日本人がいる限り、
 こうした悪徳業者を取り締まっても
 取り締まりきれない」

ということになる。

漢方医学はわが国独自の伝統医療であり、
商売を目的とするものではない、
ということを
明確に認識してもらう必要がある。


●世界から孤立する日本の漢方

MRICの臨時vol.164
(医療メルマガ通信 http://mric.tanaka.md/)

で紹介させていただいた

21世紀漢方フォーラム
「世界の中で孤立する日本漢方」

はおかげさまで177名の参加者を得て
盛会のうちに終了した。

今後ICDの仲間入りをしようという
世界の動きがある中で、
まだまだ漢方医学の国内的な
盛り上がりに欠けていることを痛感する。

国民の多くが支持する中、
医学教育モデル・コア・カリキュラムに入ったことで、
全国80の医学部・医科大学すべてにおいて
漢方卒前教育がなされている。

しかしながら
折角卒前に漢方に触れた医学生が
研修医、専修医となった際に
指導医から漢方を否定されることで、
持続した漢方の修練が積めないことが問題である。

今の医療の指導者クラスには
まだまだ漢方が浸透していない。

しかしこれは
ジェネレーションが代わっていく課程で
徐々に漢方を取り巻く環境に
変化がもたらされることが予想される。

それにも増して問題なのは
医療政策を行う行政に、
こうした伝統医学を見直す機運が
全くないことが懸念される。

将来的な十兆円市場とも言われている
生薬製剤市場をめぐって、
中韓が国策として海外展開を試みているのに比し、
わが国には専門部署すらない。

日中韓保健大臣会議の席で、
中韓から伝統医学の議題が出されても
日本だけが及び腰なのは何とも情けない。


慶應義塾大学医学部漢方医学センター センター長
渡辺賢治


次回、

●漢方医学を中心とした政策による産業振興

に続きます~



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