いい子って言葉、

小さい頃から言われるのが嫌だった。




出産後、

娘に対して言われるのはもっと嫌だった。




"いい子" な娘のことしか

認めてもらえないような気がして。





私は昔からわりと

いい子ちゃんだったと思う。




でもそれは、

"悪い子" の私が

責められることが怖かったから。




両親が共働きだったから、

私はほぼおばあちゃんに育てられたのだけれど、

うちのおばあちゃんは、怒ると本当に怖かった。

当時の私にとっては。





髪の毛を掴んで引っ張り回されたり、

何度も叩かれて怒鳴りつけられたり、

いつも般若みたいな顔で怒られてた。




おばあちゃんは

言う事を聞かない私に対して

特にきつく怒ってた。

聞きたくない言葉を何度も言って。




おばあちゃんに怒られている時は、

お母さんもお父さんも助けてくれなくて。




私はひたすら一人で泣いていた。

言う事を聞かない私には

居場所なんてなかったんだよね。




だけど、

おばあちゃんは

言う事を聞く私に対しては

"いい子いい子" と本当に優しく接した。




私が所謂 "いい子" でいると、

両親も先生もみんな私を褒めた。




成績優秀、スポーツもできる、

そして言う事を聞く。




そんな私は周りから評価され、

両親やおばあちゃんにとっても

自慢だったんだと思う。





だけどね、

それはずっと違和感だった。




「ともちゃんはいい子だね」

っていうのは、私にとっては

褒め言葉なんかじゃなかったし。




だって、

ちゃんと期待に応えられたときにしか

そんな言葉かけられなかったから。




期待に添えない私は

いい子とは言えないの?

できない私は悪い子なの?

恥ずかしい子なの?




ありのままの私では

受け入れてもらえないんだって

思うようになってた。




都合のよい私だけ、

評価されて、認められて、

受け入れられて、愛される。




それ以外の私なんて価値がない。




いつの間にか

そう考えて生きるようになって。




○○できること = 私の価値。




だから、

大人になってからも

必死に努力して結果を出そうとしてきて。


結果が出せない自分には、

価値がないと思っていて。




そしたら、

全く思い通りにならない子育てでつまずいた。

うまく子育てできない私の価値なんて、

皆無だった。




こんなママいらないよね。

こんな嫁いらないよね。




"いいママ" じゃなくてごめんね。

"いい奥さん" になれなくてごめんね。




本気でそう思って、苦しかった。





これが、一年前の私。




だけどね、大丈夫だよ。



ちゃんと愛されてたってわかるから。



徹底的に自分と向き合って、

親とも夫とも向き合って、

どんな私であっても愛されてたって

ちゃんとわかるから。




思い込みに

気づいてなかっただけ。




大丈夫。

あなたには価値があるとわかるから。




いい子も悪い子もない。

そのまんまで愛されてたって

わかるときがくるよ。




だから大丈夫。