2月後半に観た映画 | やせっぽちのヒロシのブログ

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趣味は国際交流?(笑)。

 

 

アメリカのポピュラー音楽界の至宝キャロル・キングとジェームス・テイラーが、37年ぶりに再共演した歴史的コンサートを映像収録したライブ&ドキュメンタリー映画。
1970年、キャロル・キングはジェームス・テイラーを自身のバンドに誘い、ロサンゼルスの老舗ライブハウス、トルバドールにて初共演した。2007年にはトルバドール開業50周年記念コンサートで、37年ぶりに再共演を果たし、キャロルが書き2人で歌う「君の友だち」をはじめ、両者の名曲の数々を披露。さらに2010年には「トルバドール・リユニオン・ツアー」と題し、世界各地で公演を実施した。本作では、2人の音楽的コラボレーションの始まりからリユニオン・ツアーに至るまでの過程を、初共演時のアーカイブ映像や当時のコンサート映像などで振り返る。さらに、1970年、2007年、2010年の全公演に参加したダニー・コーチマー(ギター)、ラス・カンケル(ドラムス)、リーランド・スカラー(ベース)や、伝説的プロデューサーのピーター・アッシャーらも登場し、関係者ならではの貴重なエピソードを語る。
監督は「インディ・ジョーンズ」シリーズをはじめ多くのスピルバーグ作品を手がけた名プロデューサーで、「生きてこそ」の監督としても知られるフランク・マーシャル。

2022年製作/97分/G/アメリカ
原題または英題:Carole King & James Taylor: Just Call Out My Name
配給:IAC MUSIC JAPAN、Santa Barbara Pictures
劇場公開日:2026年2月20日

 

☆日本でも行われた「トルバドール・リユニオン・ツアー」は私も2回観に行ってしまいましたが、長年彼ら両者の音楽に親しんできた者としてはバックの顔ぶれも含めたまらないコンサートでした。

この映画はてっきりコンサートの成り立ちや舞台裏などを中心に見せるドキュメンタリーかと思っていたら、合間に二人やメンバーらのコメントを随所に挟みつつ、当日演奏された二人の名曲を途中で切ることなくたっぷり聞かせてくれるコンサート映画でした。臨場感もたっぷりで最高の記録映画です🎵 

ところで、JTが"Sweet Baby James"を歌う前だったかに、Gene AutryやRoy Rogersなどカウボーイ系のシンガーの名を挙げた際にSons Of The Pioneersのことを字幕でまんま「開拓者の息子たち」とか記していたのが気になりました。やはりこうした映画には専門的な音楽知識を持った人の監修が必要だと思います。

 

大作商業映画からは距離を置いた独自のスタイルで作品を発表し続けている韓国の名匠ホン・サンスの長編30作目。休業中の俳優と隠遁生活を送る老詩人の、交わりそうで交わらない一日を描いた。
友人の家に滞在する休業中の俳優サンウォンと、小さなアパートでひとり暮らしをする老詩人のホン・ウィジュ。彼らのもとには将来への不安を抱く若い客たちが訪れ、さまざまな質問を投げかける。演技には何が必要か。どうすれば俳優/詩人になれるのか。なぜ詩を書き始めたのか。若者たちが問いかける話題は、いつしか人生についての大事な対話へと発展していく。そんな折、サンウォンの友人の飼い猫がふと姿を消してしまい……。
交互に描かれる2つの場所と時間、そこで繰り広げられるコミカルな会話劇を通して、日常に潜むドラマチックな瞬間を見つけ出していく。俳優のサンウォン役はホン・サンス作品に欠かせないキム・ミニ、詩人のホン・ウィジュ役は「川沿いのホテル」でロカルノ国際映画祭の主演男優賞を受賞したキ・ジュボンが務めた。ホン・サンス監督のデビュー30周年を記念して5カ月連続で新作を上映する企画「月刊ホン・サンス」の第4弾作品として2026年に劇場公開。

2023年製作/84分/G/韓国
原題または英題:In Our Day
配給:ミモザフィルムズ
劇場公開日:2026年2月14日

 

☆近くで上映されている「ブゴニア」を観るつもりでしたが、たまたま例の「ビートルズを語る資格」で炎上したお方が変な褒め方をしているのを目にしたら観る気をなくしてしまい、急遽こちらを観ることにしました(笑)。

ホン・サンスの作品はストーリーが特に波乱があるわけでもなく淡々と過ぎていくような会話劇といった感じで、つい睡魔に襲われてしまうことも多々ありましたが、これは比較的話の中に入っていけたかも? まぁ、大半は飲食のシーンで、二組の登場人物たちのやり取りも両者に共通項が有るような無いような....? そして今回も若者が年長者から顔をそむけるようにしてお酒を飲むシーンが印象に残りますが、韓国では今もこうした風習が日常的に残っているのでしょうか?

 

ザ・ビートルズ解散後のポール・マッカートニーの軌跡に迫ったドキュメンタリー。
ザ・ビートルズの解散後、妻リンダとともにロックバンド「ウイングス」を結成したポール・マッカートニーが、数々の困難や葛藤に直面しながらも新たな音楽人生を開拓した激動の10年間を振り返る。初公開となるホームビデオや音源、貴重なアーカイブ映像やライブ映像を数多く盛り込みながら、ポール本人や妻リンダ、娘メアリーとステラへのインタビュー、さらにウイングスの元メンバーやショーン・オノ・レノン、ミック・ジャガー、クリッシー・ハインドらの証言を通して、ポールが迎えた大きな転換期と創造的再出発の軌跡をパーソナルかつ親密な視点から丁寧に描き出す。
第86回アカデミー賞長編ドキュメンタリー賞受賞作「バックコーラスの歌姫たち」のモーガン・ネビルが監督を務め、ポール・マッカートニー自身も製作総指揮に名を連ねた。2026年2月19日に全世界で1日限定上映を実施し、劇場独占フッテージとしてポール・マッカートニーとモーガン・ネビル監督の特別対談映像を併映。Amazon Prime Videoで2026年2月27日から配信。

2025年製作/115分/イギリス・アメリカ合作
原題または英題:Man on the Run
配信:Amazon Prime Video
配信開始日:2026年2月27日

 

☆タイトルは勿論ウィングスの最高傑作と言われる「バンド・オン・ザ・ラン」に引っ掛けたものですね。2/19限定の劇場公開はどこも満席状態で見損なってしまいましたが、その後2/22にアンコール上映があったおかげで何とか観ることが出来ました。長い活動歴の中で、ほぼ1970年代のウィングス時代を中心に、ビートルズ解散~ソロ~ウィングス~再びソロへと歩んだ波瀾の道のりを膨大なアーカイヴス映像を流しウィングスのメンバーら関係者や幾人かのミュージシャンの証言を挟みつつ本人が振り返っていく流れでしたが、いつも能天気なくらいに明るく前向きなイメージの強いポールの苦悩も改めて明らかになり、また亡きリンダがいかに彼にとって重要な存在であったかも知ることのできた興味深いドキュメンタリーでした。ジョン・レノンとの和解のエピソードやジョンの息子ショーンの賛辞も印象に残ります。劇場で観られなかった方は是非とも配信で♬

 

「あん」「朝が来る」の河瀨直美監督が6年ぶりに劇映画のメガホンをとり、「愛のかたち」と「命のつながり」を題材に、日本の失踪者と心臓移植の現実を重ねてオリジナル脚本で描いた人間ドラマ。
フランスから来日したコリーは、神戸の臓器移植医療センターで働きながら小児臓器移植医療の促進に取り組んでいた。しかし西欧とは異なる日本の死生観や倫理観の壁は彼女が思っていた以上に厚く、医療現場の体制の改善や意識改革は困難で、無力感や所在のなさを感じていた。そんな彼女にとって、屋久島で出会った恋人・迅が心の支えだったが、彼の誕生日でもある7月7日の七夕に突然姿を消してしまう。1年後、迅が失踪するはるか前に彼の家族からも捜索願が出されていたことを知ったコリーは、彼の実家がある岐阜を訪れる。そこでコリーは、自身と迅との出会いが宿命的であったことを知る。一方、心臓疾患を抱え入院していた少女・瞳の病状が急変する。
主演は「ファントム・スレッド」「蜘蛛の巣を払う女」などで知られるルクセンブルク出身のビッキー・クリープス。謎めいた恋人・迅を寛一郎が演じ、尾野真千子、北村一輝、永瀬正敏、小島聖、岡本玲、利重剛、中嶋朋子が共演。
2025年製作/115分/G/日本
配給:ハピネットファントム・スタジオ
劇場公開日:2026年2月6日

 

☆河瀨直美監督と言えば、最近は「東京オリンピック2020」の記録映画(私は観ていません)で物議を醸したようでしたが、その前の「朝が来る」は原作の良さに加えてエンドロールの終わりに付け加えた泣かせる演出も功を奏して見応えある映画でしたので、臓器移植というテーマにも関心がありましたし、やはり観ておきたいと思い観に行きました。

主人公がフランス人ということで日本人と西洋人との死生観の違いや日本におけるドナー探しの困難さなども盛り込んだのは興味深かったですが、更に彼女のプライベートも描いていたのは詰め込み過ぎのような感じもして、でも、それがあったからこそフィクションとしても成り立っていたのでしょうし、なかなかの力作だったのと同時に色々考えさせられる作品でもありました。

 

ローリング・ストーンズが1990年に敢行した「スティール・ホイールズ アーバン・ジャングル・ツアー」の模様を映像収録したライブ映画。IMAXカメラで撮影された世界初の長編ライブ映画で、「サティスファクション」「ブラウン・シュガー」「スタート・ミー・アップ」などローリング・ストーンズを代表する名曲の数々が繰り広げられたステージを、8台のIMAXカメラを駆使して収録。彼らの比類なき才能とスタジアムを埋め尽くした圧倒的なパワーを、IMAXならではのスケールで映し出す。
2025年12月には、ツアー35周年を記念して限定劇場公開を実施。限定公開にあたってIMAX独自のデジタル・メディア・リマスター(DMR)技術でリマスターされ、完全新規のサウンドミックスを施すことで、伝説的パフォーマンスが圧倒的な映像と音響でスクリーンによみがえる。

1991年製作/89分/G/アメリカ・アイルランド合作
原題または英題:Rolling Stones: At the Max
配給:東和ピクチャーズ
劇場公開日:2026年2月27日

その他の公開日:1997年11月1日(日本初公開)、2025年12月10日(以上、映画ドットコムより)

 

☆「スティール・ホイールズ アーバン・ジャングル・ツアー」と言ったら、ストーンズ初来日と同時期のパフォーマンスということで、ビル・ワイマンがまだ在籍していた時代でしたね。開演時にステージへ出るまでの間に小躍りしながら待つチャーリーの姿が何とも言えませんでした。もう35年以上前の記録でありながら、丁寧なリマスティング作業が素晴らしく、またIMAXということもあり(それなりに映画としてはかなり高額な料金でしたが)、まるでその時代のストーンズのコンサートを間近で体験しているような生々しい映像と音像を満喫できました。やはり5人時代のストーンズは最強でしたね。1週間だけの公開というのは本当に勿体ないです。