アメリカの警察が腐っている理由 | 大きな独り言

大きな独り言

妻、母、女、人間としての記録と人間観察日記 in アメリカ


有色人種の男性は
(肌がダークであればあるほど)



どんなにお金持ちでも
どんなにきちんとした身なりをしていても
どんなに社会貢献していても


きちんとした人だということを
証明する必要があり、
その相手が警察だと、
かなり高い確率で
尊厳を踏みにじられるような
経験をします。




今日紹介したいのは、【ある種の白人は自分より経済的に豊かだったり社会的な地位があるマイノリティ男性に出会うと、脳が一瞬フリーズする】


という、あるある現象を
捉えた動画です。


場所はまたしてもコロラド州オーロラ。


「道を歩いていただけの
自閉症スペクトラムの青年
ElijahMcClainの首を絞めて
意識を失わせた挙げ句に
麻酔薬を打って命を奪い

そのうえ

死亡現場で殺人警官の同僚が
笑顔で首を締めつける動作を真似た
Elijahの死を冒涜する
写真を撮っていたのが昨日バレて
大変なことになっている」
オーロラ警察署です。


↑すごい紹介文ですが
事実なので仕方がない。チーン



今回の被害者は


健康保険を持たない難民や貧困層のために
医療を含むあらゆるサービスを提供している「Mango House」の代表である男性
(おそらく中東系?インド系?)。




自分が所有する施設の駐車場から
車を出そうとしたところで
駐車場の入り口を塞いでいた警察に
止められるところから動画が始まります。


「そのファッキン手を挙げろ」
(うまい和訳ができませんね。あしからず。。)

と突然怒鳴られ銃を向けられた男性は


「ここは私が所有する建物です。
出ていってください」

と言います。


そして次、警官の脳がフリーズする
瞬間がこちらです。




「ここを所有してるって?証拠を出せ」
と言う警察。(はぁ?有色人種のお前が所有だって?)という表情が見て取れます。


会話は続き


「まず警察の車に向かって車を走らせるなよ」
(走らせてない。自分の駐車場から出ようとしただけ。)

と、白人で警察の俺様感を
ガンガンだしながら
自己防衛を試みますが、


男性から「あなたは他人の土地を
無断通行してるんですよ」
と事実を再び告げられます。


「何だって?無断通行なんか
してないだろう」(白人で警察の俺様が
そんなことするわけないだろう)
と、【正義のヒーロー】のはずの
自分が逆に注意された事実を
受け入れる事が難しい様子です。


※ここでもまだ銃を男性に向けています。


そして、「この建物の所有者が
はっきりするまで去るつもりはない」
と言います。

ここで初めて銃をしまいますが
すぐに現場に二人の警官がやってきます。


そこで警官目線での
何が起こったのかという詳細が
語られます。


「この人、俺(様)がこの駐車場に車を止めて調書を書いているのが気に入らなくて、まるで襲ってくるかのように車を走らせてきたんだ。俺(様)がカスワードで罵ったことに腹を立てているんだ」


え?違いますよ?真顔

自分の駐車場から
出ようとしていた男性対し銃を向けたところ
ここが男性の所有する建物だから
出ていけと言われたことに、
あなたが
腹を立ててるんでしょう?


浅黒い肌の男性が、
まっとうに生きていて
社会貢献しているのって
そんなに理解に苦しむ?

自分より格下だと思っている相手
に間違いを指摘されてどう感じた?
もし若い黒人青年だったらどうしてた?
もし相手があなたと同じ
白人男性だったら?



すると、警官ナンバー2が
「なぜ警察がここにいる事に
腹を立てているんだ?
車をブロックしているなら
車をどけてくださいと頼めばいいだろう」
と言います。
(うん、だから何回も頼んでるよね滝汗


男性が

「私はこの建物のプロパティ税金として
年に2万4千ドル払ってるんですよ。本当に出ていってください」と伝えると


「そんなに警察を嫌う理由は何なんだ?」
「不注意運転として罰することもできるんだぞ」


と詰め寄ってきて


「もうご勝手にどうぞ。
私はあなた方のお給料を払ってるんですよ。
プロパティタックスで12万ドルもね」と言うと


他の警察官が鼻で笑いながら
「払ってないだろ、ははは」と馬鹿にします。
↑おい。この人はおそらくあんたの○倍くらいは稼いでんだよ。いい加減気が付いて。あなたの給料は税金で支払われてるんです。鼻で笑う理由を説明して。

「いつもこの建物にホームレスが
たむろしてるのを追っ払ってやってるのに」

と警官がドヤ顔で言うと


「私は彼らの面倒を見ているんです。彼らを放っておいてください」と返します。


「今度から警察の邪魔をするのは勧めないよ」
と捨て台詞で去ろうとする警察に


「今度から人の家に無断で入るのは勧めませんよ。」と返すと


納得しない顔で去っていきます。


では動画をご覧下さい。



後日、男性はオーロラ警察を
告訴しました。

この警官は、男性に銃を向け
威嚇したこの出来事を
記録していないことが分かりました。


銃を誰かに向けるような出来事は
すべて上司に報告する義務があるのに
それを怠っていたのです。



まぁ、当たり前です。
こんなことは黒人の
貧困コミュニティでは
毎日毎日行われている事ですが
記録なんてありません。


だから、統計なんて意味ないんです。
もともと正しい調書が
残っていないんですから。


コロラド州では、
警察官の絡む暴力事件のうち、
有罪になるのは全体の1%以下です。


デンバー市以外のコロラドの全都市では、
警察官が絡む暴力事件を捜査するのは、
事件に関わる警察署と同じ
管轄内の地方検事であり、
客観的な第三者機関が
関わることがありません。


しかもその捜査には
何ヶ月も何年も時間がかかり、
その間、問題の警察官は
職を離れることもなく
市民を取り締まる立場で居続けるのです。


体制が腐りやすい環境で
やりたい放題の警察官が
一人や二人でないのは
もともとのシステムに
大きな問題があるのです。



腐った林檎がなるのは、
それが腐った木だからなんです。