平安会館名古屋斎場に着いた。


アジアン・クーガーと黒影選手が


不眠不休で奥様をサポートして切り盛りしていた。


奥様が寂しさと困惑の極みにある時に、


彼らの存在が救いとなった事でしょう。


頼りになる奴らだ。




奥様と会った。


私の顔を見て、


悔しさと寂しさが入り混じった表情で


駆け寄って来てくれた。


テッドさんと対面させてもらった。


痛々しい顔だった。


そして、まるで別人のような・・・・


分厚い死化粧・・・・


一体何があったのか・・・・?




奥様や大阪プロレスの皆さんの反対を押し切って、


所轄署の意向で行われた司法解剖によるものだった。


やり切れない思いだ・・・・・。


死者への冒涜である・・・。




斎場内に入り切れないほどの花の数々が


業界関係者の皆さんから送られていた。


昨晩、追悼式を取り計らって下さった


初代タイガーマスク佐山サトル先生からも


届いていた。



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葬儀開始時刻が近付くに連れて


続々と業界関係者が集まってき来た。


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葬儀が始まった。


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焼香も終わり、


いよいよ最後のお別れの時間がやってきた。


最後にテッドさんの顔を目に焼き付けようと


みんなで棺を取り囲んだ。


全員が涙をこらえ切れなかった。


平安会館の慣習により、釘は刺さず、


みんなの手で棺の蓋を静かに閉めた・・・・。


霊柩車に乗り、


テッドさんは永遠に旅立っていった。


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やっと現実に直面している自分を認識出来た。


私に、我々に出来る事、残された使命は


テッドさんが天国で笑顔でいてくれるよう、


最善を尽くして、生き抜く事だけだ・・・・・・・・。