● 仕事で注意されて、落ち込んだ時には:介護士の悩み
おはようございます。市野のりこです。
先日、こんな相談をネットニュースで読みました。
「介護福祉士 20代。
上司から言葉遣いについて強く注意を受け、深く反省する一方で、気持ちはどん底に。
昨年から悪いことが続き、何もかも上手くいかないと感じている。
仕事には行くつもりですが、しんどさや悔しさを引きずりそうで、「どうやって立ち直ればいいのか」と悩んでいる。」
とてもつらかったですね。
注意された内容が、仕事の技術ではなく「言葉遣い」だったからこそ、余計に自分自身を否定されたような気持ちになったのではないでしょうか。
心から反省していることが伝わってきます。
それだけで、あなたがいい加減に仕事をしていないことが分かります。
しかも昨年から悪いことが重なっている中での出来事なので、心が疲れ切っている時に、強い言葉を受けたら、誰だってしんどくなります。
そして私は思います。
介護福祉士というのは、介護の仕事に長く携わってきたプロだということ。
あなたが、悔しいし、情けないと感じるのは、それだけプロとして真剣に仕事と向き合ってきた証拠です。
まずは「こんなに落ち込むくらい、自分はこの仕事を大事にしているんだな」と認めてあげてください。
反省点は反省点として受け止めたら、それ以上は自分を責めすぎなくて大丈夫です。
あなたが注意されたのは、あなたの人間性でなく、たった一部分の行動だけなのです。
しんどい気持ちを抱えながらも「また仕事に行く」と決めていること、
それ自体がもう、立ち直りの一歩だと思います。
一つだけ、研修講師の私から聞いておきたいことがあります。
「注意された言葉遣い」は誰に対しての言葉遣いでしょうか?
もしもそれが長くお世話をしてきたご利用者様やご入居様に対する言葉遣いだったとしたら、気にすることはありません。
なぜなら、長くお付き合いしている人に、乱暴で横柄な言葉遣いはともかく、敬語や丁寧過ぎる言葉はかえって不自然だからです。
大切な家族同様のその方と、家族のように日常的な言葉遣いで会話する方が自然ですし、介護される方も安心されるのではないでしょうか?
でもご利用者様や、ご入居様のご家族に対してなら、次から気を付けましょうね。
ご家族様は施設にとっては、大切なお客様だからです。
けれども大前提として、こうした言葉遣いを、今、注意されたとしたら、それはあなただけの問題だけではありません。
介護施設である組織が今まで、ご入居様、ご利用者様、ご家族向けの相手や状況に合わせた言葉の選び方の指導や教育をしていなかったのも原因だからです。
私が親しくしていた介護コンサルタントの先生は、介護のスキルや知識以上に、介護施設では言葉の選び方が大事だ、と常々おっしゃっていました。
これは半分は組織の教育の問題なのです。
だからもう自分を責めないで、今日はちゃんと眠って自分をいたわってあげてくださいね。
この経験があったからこそ、あなたは明日から、今日よりもっと人の痛みが分かる介護福祉士さんになっています。
落ち込める人は、成長できる人です。
落ち込めない人は、気づかないまま通り過ぎてしまうだけだから。
今日もがんばるあなたを応援しています。
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