進学
前回は、不登校の生徒さんが進路を選ぶときに注意すべき「民間の通信制・単位制高校」について触れました。
中学3年生も、進学先を考える季節になりました。
学校と生徒の間には、進路選択について情報の非対称性があり、保護者や生徒からは見えにくいことが多く、不利な立場に置かれてしまう現実があります。
その結果、さまざまなトラブルが生じています。
一方で、「ここなら安心して紹介できる」と感じられる通信制・単位制の学校も存在します。
今回は私が考える、そのような「しっかりした学校」についてまとめます。
「しっかりした学校」とは?
ここでの定義は
「不登校ごときで生徒の可能性を失わせない、むしろ広げてくれる学校」
です。
正誤はない
もちろん最適な学校は人によって異なります。
学校との相性もあります。
費用についての感じ方は、ご家庭によって違います。
費用面で大切なことは、金額の大小ではなく、
「学校と家庭の間に公平性があること」
消費者保護上の問題が起きていないことです。
そして何より、お子様と保護者様がなにを望むのかです。
望むものとは
居場所、高卒の資格、可能性を広げたい……
その他にもあるでしょう。
その望みと学校が提供しているものが一致していれば、どこであっても問題はありません。
信頼できる学校
私が「この学校なら」と生徒に勧める基準は二つです。
・消費者トラブルがなく、金銭的に透明性があること
・運営者や教員が、教育に対して矜持を持っていること
この二つの条件を満たしている学校を紹介しています。
以下のような学校です。
1. 公立の通信制・単位制高校
・学費は年間約4〜10万円と負担が少ない
・教員免許を持つ先生が授業を担当
雰囲気が荒れている学校もありますが、「真剣に学びたい生徒を応援したい」という教員の気持ちを感じられる場所です
2. 非営利の民間単位制・通信制高校
・年間費用は最大30万円以下(家庭の年収に応じて変動あり)
・全国30ヵ所以上に分校があり、免許を持つ教員が直接指導
他の民間校より経費が安く、学びの質もしっかりしています。
3. 学校併設の単位制クラス
・全日制高校の中に設けられ、運営母体の教育理念が反映されている
・免許を所有する教員が学習を担当し、全日制よりも通いやすいように柔軟に対応している
新潟市内には私が勧めている学校が二校あります
4. 教育に矜持を持つ民間通信制高校
・学習塾を長年運営してきた方や元教員が立ち上げた学校
・営利法人であっても「生徒の将来を第一に」という姿勢を貫いている
中でも特筆すべき学校があります。
富山県にある民間通信制高校の分校(サポート校ではありません)です。
設立のため、校舎を耐震基準を満たすように工事し直し、必要な教員を配備するため新たに教員を採用したり、ご自身で免許を取得したり。
さらには、奥様が公認心理士の資格を取り生徒さんたちの心理的サポートを取り入れるなど、本気で教育に取り組んでいる学校もあります。
ここで紹介したのはあくまで、私が生徒に安心して勧められる通信制・単位制の高校です。
これらのような学校を知っているからでしょう、補助金目当てで安易に参入し、生徒の可能性を閉ざし、「自己責任だ」などと自らの責任を放棄している学校に、私は強い違和を感じてしまいます。
次回は、学校説明会などでよくかけられる「要注意な言葉」についてまとめる予定です。
もし進路に関してお急ぎのご相談があれば、直接メッセージでご連絡ください。
信頼できる具体的な学校の校名も、その理由とともにお伝えします。
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