少し古手(失礼!)の鉄さんはよくご存じと思いますが、
磐梯山のふもとに「沼尻鉄道(日本硫黄麻耶軌道):私は浅学にして、当鉄道の正式名称をいまだに
知りません)」という小私鉄があったのをご記憶かと存じます。
***<図-1 沼尻鉄道路線図>
国鉄連絡駅:磐越西線、川桁-(1.1)-白津-(2.4)-内野-(3.6)-□会津下館-(4.8)-荻窪-(7.0)-
-●会津樋ノ口-(8.4)-名家-(9.1)-酸川野-(11.7)-□木地小屋-(15.6)-沼尻
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*( ):川桁起点キロ程
*難読駅名:内野:うつの、名家:みょうけ、酸川野:すかわの
*□会津下館、木地小屋:昭和35(1960)年、停車場から停留所化
*●会津樋ノ口:廃線時まで停車場、列車交換設備有、有人駅。
*’Wikipedia'を参考にしました
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ところで、沼尻鉄道屈指の遺構として、「廃線」マニアさんたちなら知る人ぞ知る
「会津下館駅のトイレ」について少しふれます・・・ドシテ?っていわれても・・・どしても・・・
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<写真ー1>会津下館駅、昭和35(1960)年5月31日
上段:梅村 正明 氏 撮影
以上:参考図書「日本硫黄沼尻鉄道部(上)」青木栄一 氏 著 RM LIBRARY 113,
NEKO PUBLISHING CO.LTD. 2009年1月1日
下段:脱色+トイレ部分の着色・・・わたしがやりました。
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このトイレが90度角度を変え現存。当鉄道の廃線調べの目印にいまだ活躍中
(鉄道の休止・・・廃線と実質的に変わらず・・・昭和43<1968>年)以後、50年経た今でも・・・
まずは
「*ものぐさ旅日記>海と空>鉄道探訪」様
●「会津下館駅便所跡」1998(平10)年7月17日と
この、「トイレ」のレポートとしては古手ですが、当時、そこがかつて駅前であったであろうことが、
旅館、食堂など立ち並び、まだまだ予想がつく・・・
といった描写が緻密な名文であります。
http://www7a.biglobe.ne.jp/~imaita/rnumajiri03.htm
この下館駅・トイレのご報告は多数あります。
・・・と、まず話を置いておいて・・・
(こら!やり逃げすな!!説明せい!!!)
・・・・
***<図ー2>田沢湖線:現在線と橋場線の関係
***
次に「橋場駅探検隊?」の足取りですが・・・
「赤渕」駅から出発したようですから
***<図ー3>赤渕駅から橋場駅があったと思しき方角にむかったとすると・・・
「歩王」様のレポートでは、おそらく歩きづらそうなお写真がたくさん出てきましたので、
上図の赤線より向かって右側を歩いておいでだったと思われます。
また
①地図上の川筋が向かって右手が細いので急流を想像させ、両側山肌から道路(46号線)までの
勾配は、左側より右側のほうがややきついのではないかと?左側より公差はより高いでしょうか?
①’赤線上で一番標高の高いところは、<1km>と重なっている「コアカザワ・バス停」の付近の290mで
46号線ー赤線の幅に相当する距離で、左側の反対側での標高は250m程でした。
②トイレのお写真では、出入り口?とユーのでしょーか?
樹木が斜めになって生えている方角と同じ向きに(たぶんこの辺でよく吹く風の風下の方角)になって
いるように見えます
③雫石駅には駅舎があったものの、戦前橋場駅までは何も風雨・風雪からの遮蔽物はありませんでした
④雫石町付近で気象観測を戦前から行っていたのは盛岡市くらいなものでしたので
盛岡市の昭和10-19(1935-'44)年の夏冬のシーズンの気温と戦後10シーズンの積雪深を
調べてみました。
●冬の平均気温:12-2月:-3から-6℃
☆1月に限った平均気温 :-7からー8℃
平均気温 -3からー6℃
●夏の平均気温:7と8月:20-24度
◆降雪量は戦後測定を始めていますので
昭和28-37(1953-1962)年の寒候月の積雪深を確認
113-310cm でした。
これまで述べてきた盛岡の気候より、内陸の雫石地区は、いっそう寒冷については厳しいと
思われます。
会津下館のトイレが、脈絡もなくあられているのではなく、廃線跡の案内人として風雪に耐えるように
立ち尽くしているのにも似て、
「橋場駅探検隊?」のメンバーの皆さんが発見されたトイレは、戦前の橋場線保線区さんたちの
トイレ兼暴風雪一時避難場所ではなかったのではないかと?
まして、そこからたどっていきますと転車台跡まで見つかったのですから・・・
これはもう、鉄道関係者が使っていたのではと。。。??
今回も独断と偏見で話を進めさせていただきスイマセン。
またそれにお付き合いくださいました方々、深く御礼申し上げます。
休止中の「橋場駅探検隊?」が途中でみたトイレとは? 了
カラスのクンセイ 拝


