エレベーター | 余生庵 カラスの晴耕雨・読ぶろく…クンセイが肴

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残り少ない余生をテキトーにいきていくブログ
◇監修 左上野 老鶴 ◇GM 経田野 横鋤 ◇照明 当代元 蔵志
☆余生を送っている人間が書いている記事ですので、恐縮ですが
 「記事更新頑張りましょう」といったコメントにはお返事できま
  せん。

連休初日・・・
見事な冬晴れのもと、先程までベッドの中でうめいていた子供たちは、
この時期にしては珍しいほどの力強い陽光を見たせいなのか?

昼前には、どこぞにトンズラしていて、家からは跡形もなくなっていた。

「俺たちもたまに、中央区の<ランチ>とやらでも喰いにいってみっか?」
「サンセー!!」

とゆーことで、久々、夫婦そろって**デパートに行ってみることにした。

ここのX階、「とんかつの◎◎」さんのランチは<休日>もやっていて、
味・ボリューム・値段もユーことなしだそーだ(なぜニョーボが知ってんだ??)。

さて、1階からエレベーターに乗っかると?
「アリ?」
「どーしたの??」
「この箱の床面、フロアの床よりだいぶ下がってないか?」
「やーねー、バカ言わないでよ!!
ほら、周りの方だって笑ってらっしゃるぢゃない!!」
ニューボは周囲の人たちに
「すいませんねー、時々おかしなこと、ゆー人で・・・」
とかなんとか、あやまっている・・・

だが、私はモー我慢の限界だった!!
「お前には見えないのか!この箱はただ下がっているんぢゃないんだ!!
 ほら、売り場の床とエレベーターの箱の隙間から二つの目がみえているだろー!!」
「いーかげんにしてよ!みなさんのめーわくになるわよ!!」
「いや、やめん!!!
ほら、腕だって2本出てきた。こいつは、エレベータの箱を力ずくで下げてる
ばかりではなくって、
すきあらばワイヤーを切って、箱を地下まで叩き落とす気なんだ!!!」
「とにかくおりましょ、皆さんが困ってらっしゃるわ!!」
「皆さんも降りた方が、いーですよ、これから、何が起こるかわからない!!」
「もー!!!」

私は箱からフロアに出るとき転んでしまった。
「出てくるんなら、サッサとしてチョーダイ!!」
「いや、そこで、箱を支えている奴に足を取られた・・」
周囲に広がる、あざけりと、蔑みの薄ら笑い・・・
あからさまに「こいつばかか?」という客・・・

ニョーボは私の腕を力任せに引っ張って、なるべくここから早くいなくなろうとしている。

と、しばらくすると、あたりを揺るがす轟音・・・

そして
「B号エレベータのワイヤーが切れたぞ!!」
「ハコが地下4階にたたきつけられた!!」
「救護班と救急車!!」

「あなたのゆーとーりになったの?」
「なんかのまちがいだよ・・・」
「でもみたんでしょ?」
「あー、え、あ、まー・・・」

そんなやり取りをしていると、我々はクッキョーな数人の男どもに囲まれた。
「あなたですね?
エレベーターから、人の顔が見えたとか腕が見えたとか言っておられた方・・・」
「そーですけど、どーしてわかりました?」
「あなたにつきしたがって、箱から出てきた人が3人ほど・・・
いらっしゃるのです。
理由は・・・あなたのおっしゃることが正しいと思ったからだとか・・・」

「あの、失礼ですが・・・あなた方は?」
「あ、こちらこそ失礼しました。
この建物と契約を結んでおります、セキュリティ会社のものです。
奥様ですね?」
「はぁ・・」
「御主人からいくらか事情をお伺いしたいのです。
別室にちょっとおあずかりしてもよろしいですネ?」


「なんで、あんな<世迷いごとをゆーよーな>アホ男を連れてきたんだ!」
「はぁ、ここの支店チョーがワイヤー切断の原因解明になるかもしれないから
事情聴取位はやっておけと・・・」
「ケッ、それより今は俺たちだって、本来負傷者の収容に手を貸すべきだろー。」

「ですが、チーフ。
エレベーターに潜む男とやらに足を取られて転んだときについた跡だといって、
人につかまれたような、うすいピンク色の掌の跡をみせてくれましたが・・・」
「そんなのは、あとから自分でいくらでも細工できるだろう!!ったく!!!」

「いえ、チーフ。指の長さの跡がふくらはぎ全体に及んでいました。
その後、私も職員用の1号機で、たぶんそいつに足つかまれてますから・・・」
「え・・・?」

・・・

・・・ふたたび、建物中に響き渡る耳をつんざく大音響・・・


エレベーター   了

すいませんねー、こんなんばっかで・・・
TVをみてたら、某国の、ホテルが、手抜き工事で一気に崩れ落ちる?とかゆーVTR
やってまして、これ思いつきました。

最後までおつきあいくださいましてありがとうございました。

 カラスのクンセイ 拝