銀座にて | 余生庵 カラスの晴耕雨・読ぶろく…クンセイが肴

余生庵 カラスの晴耕雨・読ぶろく…クンセイが肴

残り少ない余生をテキトーにいきていくブログ
◇監修 左上野 老鶴 ◇GM 経田野 横鋤 ◇照明 当代元 蔵志
☆余生を送っている人間が書いている記事ですので、恐縮ですが
 「記事更新頑張りましょう」といったコメントにはお返事できま
  せん。

すぐなくなる調味料 ブログネタ:すぐなくなる調味料 参加中
本文はここから
「今晩はー。」
「毎度ッ!!カラスさん、ご無沙汰だね。
ところで、いつもの<ニギリ>でいいです?」
「あ、お願い。わさびは ”チョイピリ”で・・・」
「ヘイ!サビ、チョイ、ピリ!!」
その瞬間、私には店内のほかの客が一瞬異様なまでの緊張に包まれたように
感じたのだが・・・

「へい、カラスさん、お待ち!!」
「これこれ!!
ネ、大将。今どき、大間のマグロの大トロと中トロ、ほかもろもろ入って12カン、
これがショーヒゼー込みで¥3200-で頂けるの銀座ひろしと言えどオタクだけヨ!!
おれ、そのホーシ精神にカンドーしますわ!!」
「いや、そーいっていただけると・・・」
「なーに、しょぼい顔してんのさ。
こっちがほめてんだから、少しは嬉しそーな顔してくんなきゃ!!」

私はアガリをいただき、すっかり堪能した。
その時、大将から感想を聞かれた。
「どーして、そんなこと聞くの?」
「いえ、久々のおいでだったもんで、ウチの味落ちてないかと思いまして・・・」
「大将、おん自ら握ってくださったコクホー級のニギリに間違いなんぞあるわけないでしょ?
あ、そーいえば、少しいつもより脂ッこかったかも?
でも、魚だって生き物なんだからさ、そーゆー季節もありまっさねー?」
「いや、安心いたしました。」
「大将、考えすぎですってば!お勘定お願いします!!」
「はい。」

「・・・?お品代¥3200,他¥36000+消費税(8%)¥2880  合計¥42080- ・・・???
大将?これって一体??説明してくださるんでしょーね。」
「はぁ、カラスさん、うちにしばらくおいでにならんかったのは、日本から出ておられましたか?」
「そーですけど、この値段と関係が?」
「そーですか・・・こーいった値段のご事情はご存知の上で注文されたと思い込んだ
私にも非があります・・・」
「大将!!まわりくどいことやめてさー、もっとスパッと説明してよ。」

「それでは、私には難しくて、言葉もうまく説明できないところがありますんで
若いのに近頃日本で起こったことのご説明をやらせます、オイ、ハヤシ。」
「ハイ、3月ほど前、1週間ほど埼玉、東京、茨城、山形などで酷暑日(一日の最高気温が
35度以上)が続いたことがありました。すると、すでに旧式となっておりました、大間、東海、
敦賀など、6か所の原発の原子炉の温度が急上昇、その一部がメルトダウンしました。」
「お、そこまでは出先でも聞いたぞ。」

「それでは、続きがご説明しやすくなります。
実は、和ワサビが壊滅的汚染被害をこうむったのです。
安曇野(長野)、匹見(島根)、有東木(静岡)の三大産地や、ほかの栽培地区も
あっという間に汚染されてしまいました。
本日召し上がっていただいたワサビは、このお店と以前からお付き合いのあるワサビ
問屋さんが富士のすそ野までお出かけになり、ご自分の目で汚れていないのを
ご確認されて持ってきてくださったものでございます。
あの日以来、和ワサビは急騰いたしました。

カラス様が銀座のすし屋が高いと仰せなのは、最近、サビを、ネタに入れても
入れなくても、サビ代を一人当たり¥**として、定額制で上乗せしているせいと
思われます。
私どもは・・・」
「もーいー。
それ以上話すとイーワケになる。」

「大将、ワサビの値段教えてくださいよ。」
「さよーでございますね。今はここでお出ししておりますもので、1グラム1万円
頂いております。」
「そりゃー、ぼーりだね。で、今回のこの計算は?」
「ハイ、チョイカラ、ピリカラとご注文されるお客様、1カン 0.3gほど使います。12カンで
3.6g。1g=¥10000ですので¥36000+消費税をいただきました。
ですが、今回は、カラスさんが当店の事情をご存じなかったので、ワサビ代は頂くわけには
まいりません。」
「でも大将。メニューのスミに<ワサビ代別途ご相談>とかいてあります。
よく見なかった私が悪かったのです。
今日は持ち合わせがないので、1万だけ置いていきます。
明日残り持ってきますよ。それでもいいですか?」
「恐れいります。」
「水くさいぢゃないですか!!
私はこの店と、大将が好きで10年かよってきているんですよ。
ところで、わさびは、大将のお見立てでは、
将来的にどんどん少なくなっていきそうですか?」
「何とも言えませんが、厳しいでしょうなー、
ご存じのように清流でしか育ちません。それが、今度の事件で、本州がほとんど
汚染されましたから。
銀座でさえ、料亭、すし屋は有力店でも何件かはつぶれるでしょう・・・」
「でもここがつぶれたらいやですよ!!
ではまた明日きます。
ごちそーさまでした!!」

実は、私、政府の原子力委員会の人間で、今、先のメルトダウンで世間がどれだけの
影響をうけているか、調査に回っていたところであった。
ついでに、顔見知りのすし屋で、食い物も調査!?なんて、あの場では
口が裂けても言えそーもないってことが大変よく分かった。


それから、今日のすし代は、チョーサ費として役所から出してもらえるだろー。

 例によってヨタ話を最後までお読みくださいまして、ありがとうございました。

 *ところで「わさび」ってさ「ちょーみりょー」でなくて「こーしんりょー」ぢゃないの?
 -あ!そーだ、しかし、文章のアイデアは近未来の困った状況ってことでいい、と
  賛成してくれたのは、左手(*)お前だろ
*知らんよ、まった、右手(-)はイー加減なんだから・・・
  こーゆーヨタ飛ばすのはノーミソ(■)しかいないだろ!!!
  あ、コイツ寝たふりしてる、コラ、犯人はお前か?
■ZZZ
☆(右あし)できたての靴擦れに響くからケンカは外でやってくれよ。
  それから、何かへまやったら、アメブロさんは厳しーよ!!!
  「調味料と香辛料」の違いなんてこどもでもわかるべ?

 カラスのクンセイ 拝