夢を見た・・・ぢゃないですね、この場合は・・・
先代、裕仁陛下におかれましては、夢を御覧になったのでした・・・
しかも、川沿いに皇軍の将兵が累々と折り重なるように、
無数の死体となっている光景を・・・
陛下はお手元の置時計を御覧遊ばされました。
「午前2時・・・丑三つ時・・・不吉な・・・」
早速所内電話をおかけになります。
「あ、内府(戦前のクナイショーのオエライさん)か?こんな時間に悪いが、
朕の寝室に来てくれんか?」
<お休み処に直接お伺いするのですか?>
「かまわぬ。いそがなくてもよいが・・・」
<は、直ちに・・・>
内府殿、このようなお時間にお上からお呼び出しとは、お体の不具合か?
・・・と息せき切って参上仕ります・・・
「内府、朕のことを案じてくれたのだな?
朕は大事ないぞ・・・
それよりも・・・
今度の、第15軍司令官・牟田口廉也中将立案の[インパール作戦]・・・」
<はぁ・・・?>
「いままで
・「あ号作戦」、サイパンへ来襲した米機動部隊攻撃の作戦(マリアナ沖海戦)
インパール作戦と同年の昭和19,1944年
・「い号作戦」、ミッドウェイ敗北後のガダルカナルニューギニア空爆計画(昭和18)
があるのぢゃから
「ウ号作戦」という秘匿名にしてみてはどーか?と思っての??」
<はぁ?>
「内府!今、ソナタ、このような時刻にたかがそんなことで呼び出したのか?
とゆー顔になったぞ!!」
<いえいえ、めっそーもございません、私は・・・>
「マぁ、よい、無理を申付けた朕が一番悪かった。」
<必ず、今の件、中将殿にお伝えいたします故・・・>
「頼んだぞ・・・」
「と、ゆーわけで、チュージョー殿・・・」
◎ですから、どーゆーわけなのです?
「私から、陛下の細かいお心をホジクリ返すようなご質問ができるとあなたは
お考えですか?」
◎確かに・・・
「ですから、ここは何もお尋ねにならないで、ありがたく陛下直々命名くださった
秘匿名を名誉に思って、戦地に赴いてください。」
◆河辺正三ビルマ方面軍司令官
(中将、同じ中将ですが、方面軍司令官が牟田口軍司令官の直上司になります)
[そのとーり!!ありがたく拝領して、さっさと行って来い]
しかし結果は・・・
昭和19年3月から始まって7月に終わったこの作戦
投入兵力 92000人
生還兵力 12000人
戦死 80000
純粋な戦闘による死亡
26000
残りは病死・餓死(・行方不明)
(一説に戦病死47000)
日本軍の戦力不足・準備不足・認識不足・状況判断不足が重なり、
イギリス軍を中心とする連合国軍に徹底的にたたかれ、
戦闘では、雨季になると、塹壕堀もろくな道具がないため、ありあわせの
道具や素手で各自が掘った塹壕内は水浸し。
砲撃を避けるためずっと水に浸かっていたために、水浸しの塹壕から
抜け出ることができず、皮膚が膨れ、損壊する兵士が続出。
撤退時は、同じく雨季と重なり、マラリアなども部隊単位で流行。
日本軍兵士達は飢えに苦しみ、陸と空からイギリス軍の攻撃を受け、
衰弱して伝染病に罹患した者は、次々と脱落。
退却路に沿って延々と続く、蛆の湧いた餓死者の腐乱死体や、
風雨に洗われた白骨が横たわるむごたらしい有様を、日本兵は「白骨街道」
と呼んだといわれていますー陛下が夢で御覧になった通りになりました
この作戦の発動の動機は、
・牟田口中将が、当時太平洋の島々が次々と失陥していくのを見て
「俺にやらせてみろ。陸地なら少しは領土を取ってやるぞ。」と
根拠のない色気を出したこと。
・輸送部隊砲兵部隊など諸兵種が不足しているとわかっていながら、
止められなかった上級機関あるいは上級指揮官
この作戦失敗の結果
①今まで、英印軍に対し互角の形勢にあった日本軍のビルマ=ベンガル湾戦線は崩壊
②続くイラワジ会戦ではイギリス軍の攻勢の前に敗北する。
③翌1945年(昭和20年)3月には、アウン・サン将軍(アウン・サン・チーさんの父上)
率いるビルマ国民軍が連合軍側へと離反
⇒
結果として日本軍がビルマを失陥
④河辺方面軍司令官、牟田口軍司令官は予備役編入
河辺さんは終戦直前現役復活、しかも大将に昇進していました
(懲りない軍隊だね)
裕仁天皇陛下からのお言葉
「やはりこの作戦成功しなかったか。
河辺と牟田口ではな。所詮力不足。
「烏合の衆」の立案の作戦ではかてまい・・・」
<お上、これを仰せになりたくて私目を、深夜にお召しに名たのですね?
聞こえないふりなさってもダメでございますよ!!>
了
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といった会話がなかったことだけは確かだと思います・・・
そろそろ、勘の鋭い方お気づきかとお思いですが・・・
「夢、どうや」 反戦ストーリーのシリーズとして書いております。
ホントだよ!!
啼かぬなら・こんなもんだべ・ホトトギス カラスのクンセイ 詠める 8/5
ホラ!句碑もついている!!
今度こそ、最後までお読みくださってありがとうございました