たぶん、もう、25年以上前になると思います。
列車頻度が極端に少ない、農村部の小私鉄を乗り鉄 & 撮り鉄
しようと朝早くに起点から歩き始めました。
運よく、駅があるところで進行方向に列車が来てくれれば、乗って
(ただし1駅分だけ)、その僥倖に恵まれなければ永久に徒歩、
という計画で出かけました。。
予定のコースの1/3ほど歩いたあたりでしょうか?路肩を黒い塊のものが
てっぺんに三角形のハンカチ?のようなものをつけて動いて??いました。
当時その地方は梅雨明けの初日で、気温35度であったと後で知ることになりますが、
北海道から出たことがない私には大変きつい行程でありました。
余計な考えが一瞬頭をよぎりましたが、
「まさかな。」
と自分にイー聞かせるように、その「ろくでもない考え」を否定しました。
でも、よくよく見てみると、私が見ていなかったり、視線をわざとそらしていると
その黒い塊は動いているようですし、見つめていると止まっているようにしか
見えません。
根負けしてしまった私はショータイを見に行く決心をしました・・・
そして・・・やっぱり見なきゃよかった・・・
手首から先が、学生さんのカバンよりやや大きめのカバンを
地面を引きずるようにして、少しずつ動かしているのでした。
彼?にしても、こんな時間に、まさか人通りとぶつかるとは
思ってはいなかったのでしょう・・・
しかし、私が少し安心したことには、手首より上は自然に消えて
ぼけてなくなるような感じで薄まっていましたので、
無理やり引きちぎられたのではないようでした。
ちょっと悪いものを見てしまったオワビとゆーわけではありません
でしたが、自分のセブンスターを彼の薬指と小指の間に挟めて
合掌しました。
そのタバコは、掃除機が一気に吸い上げるように、一瞬で空中に
消えてなくなってしまいました。
その晩、私が泊まったホテルに、24:00頃、右手首がない上半身だけの
労務者風のオヤジサンが左手を振って通り過ぎてゆきました。
くわえ煙草をしていましたね・・・
私が泊まっていたのはその建物の最上階の6Fの部屋でした・・・
カラスのクンセイ 拝
このお話は半分フィクションです
ハンフィクション物語・・・?