チョット前から、スーパーで「皆さまのお墨付き商品」なるものが、はやっているらしい・・・
先日
「この牛乳いつもと違うの?」
と聞いたら、ニョーボが
「皆さまのお墨付き商品」
といって、値段も違うがそれだけではない。
もし自宅に、バーコードリーダーがあれば、商品のパッケージにあてると、生産者、牛乳を出してくれた牛
の血統が何者、居住歴などほとんどの情報が分かってしまう、と教えてくれた。
すごいモノができましたネ~。
でも、主婦層は喜んでいるそうだ。
特に「ロース切り落とし」などと書いてあっても、良心的な店は「肩ロース」「ロース」とかいてあったり、「国産」「●●国産あるいは輸入品」とあるが、ひどい店は当てにならないし、そーゆー店にかぎってもちろん「皆さまの・・・」なんて商品は置いてあるわけはない。
あるニチヨービ、朝寝を決め込んでいると、ニョーボが今日の買い物は荷物が多いから手伝ってくれと・・・
あ~あ、まー、世界へーわのためにたまには買い物に付き合いますか・・・
・・・と、最後のレジを終わらすと、例の「皆さまのお墨付き商品」コーナーを通り越してさらに奥へと進んでいくニョーボ。
「へー、こんなとこに売り場できたのか。たまに来なきゃダミだな、やっぱ・・・」
でもあまりにも、不自然に楽屋裏のようなところまで来てしまって・・・
「おい・・・
「静かにして・・・入って、よろしいでしょーか?●時に予約のカラスでございます・・・」
ナニヤラ、いつもより1オクターブ高い声で、カッコつけて奥まった場所に声をかけるニョーボ・・・
「どーぞ」
特別にしつらえた調度類で囲まれた部屋の奥からは、優しそうだが威厳に満ちた声・・・
「ご注文は、但馬牛のヒレ、A5、100gを3枚、70gを2枚でしたな・・・¥●●●◇◆になりますが」
「はい、用意して参りました。」
・・・何か知らないけど、商談は成立したらしい・・・
「いつもお世話になり、本当に助かっております」
いつも??????
「こんなことでよければ・・・」
「またお願いいたします」
また???・・・・
「今の、えらそーなひと何?」
「今度の貴方のおとーさまの誕生日、「卆寿」でしょ。」
「うちの両親、もー肉くわんよ」
「だから、量少なくして、いい肉にしたの!半分でも食べてくださればいーの!!嫁の意地もあるの!!」
いつしか、ニョーボの顔つきは、戦隊シリーズの隊員の顔つきのような決意が浮かんでいた・・・
オレは改めて、ニョーボが出てきた部屋を振り返って見やると、
「お墨付き商品・越後屋」と看板がかかっていた。