福島原発も震災と共に2年<被爆国であること、チェルノブイリを忘れて・・・> | 余生庵 カラスの晴耕雨・読ぶろく…クンセイが肴

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残り少ない余生をテキトーにいきていくブログ
◇監修 左上野 老鶴 ◇GM 経田野 横鋤 ◇照明 当代元 蔵志
☆余生を送っている人間が書いている記事ですので、恐縮ですが
 「記事更新頑張りましょう」といったコメントにはお返事できま
  せん。

ちょっとォ、いまさらそんなこと書いて、「あと出しジャンケンじゃない?ずるいんじゃないの??」

いえいえそーともイー切れません。


その前に、少し、知識の整理をしておきましょー。

放射線・放射能をあらわす単位として「シーベルト(Sv)」と「ベクレル(Bq)」があったのを皆さんは御記憶かと思います。

では、両者の違いは?

*放射線による人体への影響の度合いを表す単位がSv

*放射性物質が放射線を出す能力を表す単位がBq   です。


放射性物質にはいろいろと種類があって、それぞれに放出される放射線の種類・エネルギーの大小が異なります。当然人体が受ける影響も違ってくるわけですから、

  「人体にどれだけ影響をあたえる力があるか?はSvで比較します」


また、一般人の許容被ばく線量の上限は1mSv/年(胸のレントゲン1回で0.06mSv,胸のCT1回で6.9mSvです)。


特例として原発事故発生時の作業員の上限は100mSv/1時間までが許容範囲のようですし

 

 ☆200mSv以下での全身被爆では、「臨床症状」は確認されていない・・・ことになっているのです。

  しかし実際は・・・ 100mSv以上の被爆では発がん率が増加します。

 以下被爆線量が増えると下記のごとき悲惨な結末が待っています。

 ☆500(単位はmSv/1時間です)・・・ 血中リンパ球減少

 ☆1000               ・・・ 10%の人に吐き気、おう吐などの消化器症状、

 ☆3000-5000            ・・・ 50%の人が死亡

      これ以上列記しても話が暗くなるのでやめます。


そろそろ福島に話を戻しましょう。


それぞれの原子炉は、一部点検中でお休みでした。

そこに3/11地震が起こって、一部施設が破損、ショートなどで外部電力を損失、自家発電に切り替えましたが、津波の影響でそれも故障。「手持ちの道具」では、原子炉を冷却し続ける手段を喪失しました。


では、3/12,13

の状況を確認する前に、

現場での、1週後の3/18日を最大放射線量としますと、

☆福島市は0.0127mmSv/1時間=111.3mSv/年

同様に

☆0-60km圏内に滞在の方は3/180.15mSv/1時間=106mSv/1カ月=324mSv/3カ月

と依然危機的状況でした。



では、それ以前の3/12、つまり外部電力を地震で消失した日の原発付近の放射線量はというと、

午前7時から1日のうちで、1mSVに到達するのは70日から、夜の最終的測定時間には6.2日になりました。

ただし、<以下の点は未確認、および不運な偶然>があったことは事実のようです。

とはいえ、②③については、普段からのマニュアル不備、連絡ミスと指摘されても仕方がないでしょう。

①1号炉について津波到達前に原子炉建屋内の放射線量が急上昇していることから、地震の揺れによって配管の一部が破断したのではないかという疑いは残されていること

②全電源喪失になると非常用復水器(IC、イソコン)の弁が自動で閉じることが周知されていなかったことと。

③同発電所の幹部は3号炉の高圧炉心注水系(HPCI)が手動停止している事実を知らなかったために、7時間にわたって注水作業が遅れてしまい、状況を悪化させた一因となったとされております。


以上の経過から、

☆点検中の4~6号機を除く1~3号機とも、(簡単に申しますと)核燃料収納被覆管の溶融によって核燃料ペレットが原子炉圧力容器(圧力容器)の底に落ちる炉心溶融が起き、各所に核燃料が漏出、格納容水蒸気や水素などによる圧力の急上昇などが原因となり、一部の原子炉では格納容器の一部が損傷に至ったと考えられているようです。

うち1号機は圧力容器の配管部が損傷したとみられています。

☆また、1~3号機ともメルトダウンの影響で水素が大量発生し、側壁のブローアウトパネルを開放した2号機以外は原子炉建屋、タービン建屋各内部に水素が充満ガス爆発を起こして原子炉、タービン各建屋及び周辺施設が大破しました。

なお、5号機・6号機は、1~4号機と立地が異なりやや離れた高所にあり、津波被害がやや軽微でした。6号機のディーゼル発電機1基のみ津波被害を免れ実働であったので、これを輪番で兼用することで全電源喪失を免れることができ、核燃料冷却を継続が可能でありました。


☆☆原子力安全・保安院は、6月の発表で、事故後4月12日時点までに放出された放射性物質 の総量は77万 T(1Tテラ=1000ギガ=1000000メガ)Bqと発表しており、これにより広範囲に、高い線量の、大気土壌及び海洋の放射能汚染が発生し、現在も放出量は減ったものの毎日、放出による汚染は続いています。東京電力は、昨年8月時点で、半月分の平均放出量は2億 Bq程度と発表 

この事故を直接の原因とする死傷者は「大熊町の入院中の25名の認知症患者さんに限った場合」、21名が搬送中や搬送後に死亡したことが確認されています。 


☆☆文部科学省が開発した緊急時迅速放射能影響予測ネットワークシステム(SPEEDI) のデータ公表が事故直後の計測時点ですぐに発表されなかったことで、関東および福島近県の国民が、ひろく被曝の危険にさらされたと、事故直後から各紙、識者らから指摘されました 。しかし、事故の直後に外務省を通じてアメリカ軍には提供していたといわれています 。一方、内閣は昨年6月に国際原子力機関 (IAEA) に提出した報告書の中で、損壊した原発の放射線放出に関する完全なデータをリアルタイムで入手することができず、また、SPEEDIが推測に基づいて作成した予測結果を公表すれば「不必要な混乱」を招く可能性があったと報告していました]


☆☆☆とはいうものの、福島原発有事の際は直径数10kmの範囲で放射性物質飛散の可能性が示唆されていました。

チェルノブイリ事故のときは、以後事故後、10kmごとに軍隊1個師団を配置というマニュアルを作りました。

これを福島に当てはめると、陸自5個師団の急派が相当と思われます。現在のロシア共和国の1個師団の配置人員は約7000人。陸自は6000-9000人ですから、日本の場合も、とりあえずはロシア共和国流の人員配置相当で原発有事の際は、間に合わせることが可能かと思われます。

ところが、閣僚達から出てきた言葉は「とりあえず陸自2個師団を派遣」という言葉でした。


☆☆☆また、欧州諸国が「6000-7000馬力のポンプで海水をかけ続けとにかく冷やすこと、そのためのディーゼルエンジンやポンプを貸与してもよい」と多数の打診、提供があったのに、わが国は受け入れを渋っていましたね?

あれが最後のチャンスだったのに・・・


□結論!と断じてしまうには、あまりにもみじめな結果におわってしまって・・・

そのまえにチャンスはありましたが、ことごとく「情報網の不備・勉強不足といういいのがれ・・・(そんなものがなくとも不断の研究がなされていればもっと適切な処置は瞬時にできたはずです)」で県民を救出できることはありませんでした。


☆3個の1番目は明らかに勉強不足です。

内閣府の閣僚にオールマイティーな知識を求めようなんて思ってはいません。それより、内閣府が「2個師団派遣」といったときに、我が国の原子力安全保安院は、即座に「5個師団、集合できる順から急派。必要に応じて増派分の抽出部隊を考えておかなくてはなりません」と意見具申できなかったのか??


☆3個の2番目は、他国に頼らないのなら自前の材料でさっさとやりましょうよ。

ディーゼルエンジンは腐るほどあります。第二次休車(廃車前提の遊休車)のJR・DD51ディーゼル機関車、これが2200PS。重連総括制御をすると、2台目のコントロールする分に15%ほどエネルギー効率が食われますので、

実際の出力は→2200+2200x0.85=4070PS≒5500kW(1PS=0.7355kW)

これを2ユニット組ませると約8000馬力または10000-11000kWの電源ができます。

吸水ポンプは、使い捨てになるでしょうから、新式でなくともよい。

たとえば、E社の、「65口径PQM53.7,消費電力4500kW、吐出し量850L/min,全揚程15m」

           「80口径PQM52.2,消費電力3000kW、吐出し量800L/min,全揚程7m」

DD51x2+ポンプで重量180ton。

運ぶ手段がないぢゃないかって?そーでしょーか?

確かに陸路は寸断されていますが、海路は?、接岸するまでいかなくても、海自輸送船で<DD51+給水ポンプユニット>を近づけ、給水ポンプだけ、<LACA>という陸揚げホバークラフトでポンプだけ地上に揚げて 作業させるってのはどうでしょう?


残念ながら、LACAの最大積載量は60tでDD51が1輌(84t)も載りません。

どうなっちゃうのかわかりませんが、給水ポンプを設置するには、ポンプをホバーに載せたまま陸揚げ、ホバーはポンプ作動の足場、電源はチューコのディーゼル機関車または輸送船から。ポンプは給水式。放水はもうめんどくさくなったので、あとの選定お願いします。


これ以上は、書きたくありません。

でも「決してあとだしじゃんけんではない」と始めにお断りした理由だけはご理解いただけたかと存じます。


でもここまで書いてくると、

◇やっぱり今だからかけるんじゃないの?

◇外野は何でもいえるよな?


確かにそれは否定はしません。

輸送船+LACAの話もどこまでできるものやら、わかったもんじゃありません。

でも、ニュース解説を聞いても、全くそんな「乗り物」があるなど出てきませんでしたし、海上からの「冷水かけゴッコ」の話も誰もしていなかった・・・はじめから無理だったのかも????


でも、よく、震災後の講演会で聞かれた「私はその光景を目の当たりにして、言葉を失った」・・・だから、貴方はどうしたいのだ!言葉が出なくとも何か行動でお手伝いしたのか?と、言いたくなりますし、


地震調査委員会は、相変わらず、「人智を超えた天災がやってきてもダイジョブのような防災対策作り」とかいって、防波堤つくりなんぞ云々やっています。


「人智を超える天災」なら、すでに委員会のプランは役立たないはずで、有事のときにいかに頭をひねって被害を最小限に食い止めようとするか、さっさとそこまで話を進めようとしないのが、なんとしても大変不思議な話です。


ただ、今回の事件で修理に当たった、原発職員の方、必死の救援活動をされた消防・警察・自衛隊の方には涙が出ますし、ふるさとを失った方々にはもっと涙が出ます、もう少し落ち着いたらもっと怒りまショー。


それから、「古文書を信じて、かつ、大津波が来たのは貞観地震(2-3m)とうのみにせず、慶長地震(8-9m)であろうと文献を信じ」、予定より思いっきり大きく高台に女川原発を建てた東北電力に大拍手!!!


■女川発電所:(正面)東(標高)13m(海岸線まで)約250m(前堤防)片流れ、突端まで400m,高さ2m

■福島第一発電所:(正面)東(標高)11m(海岸線まで)約250m

             (前堤防)複合五角形高さ1m<長方形<90x475m+三角形475mx500m>