「畏れ多くも」、ほとんどの旧帝国海軍軍用艦の舳先には菊の御紋章が付いておりました。
ちょっと、専門的な話になり恐縮ですが、「駆逐艦」の仕事は、艦隊を空から、海面下から(対・潜水艦)まもり、ときには魚雷を放ち敵をかく乱、あるいは窮地に追い込むといった多岐にわたる過酷な万能選手のような任務が与えられています。
しかし、旧・帝国海軍の戦闘艦<航空母艦、戦艦、巡洋艦、潜水艦>のように舳先に菊の御紋章が付いておりませんでした。
どーゆー事かと申しますと、この紋章、ダテについているのではありません。
大元帥閣下であらせられる、今上天皇陛下の御意志もそこにあり、つまり、「代役」であるというのです。
ですから、菊の御紋つき艦内では、各国との代表者と、艦長あるいは艦隊長、もしくは戦隊長が「陛下の御意志のもとに」とか、おごそかにお伝えしながら、どんな大きな条約を結ぶことも出来ました。
ところが、駆逐艦内では条約調印他お互いの決まりごとの約束などができなかったのです。
駆逐艦よりずっと小型、タグボートの前後に護衛用の大砲を申し訳程度につけたような「砲艦」というクラスの艦艇があります。
任務は河川・沿岸の警備ですが、下手をすると、歩兵が持っている備砲でも沈没させられそうな船ですのに、こちらには、川の上流、山岳部などでの条約調印などに備え、菊の御紋が付いています。
さて、そーなると、外国人代表を、そんなせわしない船に乗せるわけにはいかないと、わざと菊の御紋をつけさせないように、軍令部(帝国海軍の最高責任府)の意図的なものが働いたのでしょうか?
そこまで話が、推測になってしまいますと想像もつきません。
実はこのことについて、結構理由を調べてみたのですが、結局わからずじまいでした。
それからもうひとつわからないことが・・・
駆逐艦の一番偉い軍人さんは「艦長」さんではないそうなのです。
役職名を続けていってしまうと、「駆逐艦XXの◎◎かんちょうさん」になってしまうのですが、
たとえば、戦艦大和のように「戦艦大和の艦長、◎◎かんちょうさん」と呼んでいたらしいのですが・・・
これってへ理屈のよーな気もしますけどねー。
やっぱり、言葉の使い方は少し違いますから、その辺の雰囲気なんでしょーか?
私も段々混線してきたのでこの辺でやめます。
結論を出せずに失礼しました。