【再投稿】僕の物語。 | 楽画きノート☆犬と私とお絵描き♪

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毎日感じたことを感じたままに。
お絵描きで綴る、イラストレーター見習いの修行の記録(’-’*)♪
愛犬?!こまめさんと別居婚の変わり者の姉とのほのぼの日記。
股関節炎症、凹み病負けず、happyの種、happyの魔法探索中









僕は犬。

名前は……ボク。





ばあちゃんと暮らしてる。





ばぁちゃんはいつも

『ぼくはおりこうさんだねぇー』

『ぼくはいいこだ』

と、頭をなてでてくれる。








ばあちゃんの手は

ごつごつしてるけれど

すごく優しい。








僕にはもう一人

家族がいる。



たまにしか会えないけれど

美味しいおやつを

『ばぁちゃんには内緒だぞ』

と、いって僕にくれる。










ぱぱの手は

大きくてぶあつくて

あったかくて……

優しい。

















僕とぱぱは

山の中で出会った。










小さい頃

真っ暗な冷たいところで

わんわん泣いていたのを覚えている。

















コツコツ足音がしたら

でっかい『人間』が

お父さんとおかぁさん、

兄弟、僕をここへおしこめた。





『いらない』
『高く売るつもりだった』
『可愛くない』
『いつまでたっても噛む』
『病気になったからいらない』




冷たい暗いところにくる

仲間にはいろんな名前がついてた。


その頃僕は

『のら犬』

と、呼ばれてた。







ある日

甲高い声で

キャン×キャン泣く

臭いおばさんが来た





僕をみて

『可愛い』

といった。





冷たい暗いところから

キャン×キャン泣くおばさんが

出してくれたが

僕はいやだった!

いやだ!いやだ!!

やめて!はなして!!!















ギャーーーー!!








『噛むバカ犬!』

僕の名前がかわった!




僕は

冷たくて暗い場所には

かえりたくなかった



いやだ!いやだ!








僕は一生懸命走った

いっぱい

走った














キャン×キャン泣く

おばさんからも


追っかけてくる

でっかい『人間』からも









そして……山の中の

あったくて暗い穴で眠った……

























毎日お腹を空かしてた

小さい頃に戻ったけれど

僕をいぢめる『人間』は

いない




そう思ってた

山の中の僕の庭に

ある日

でっかい『人間』が

ゴーゴーうるさい怪物にのって

やって来た!!











でてけ!!

ここは僕の家だぞ!!!





せいいっぱい

力を振り絞って



泣いた








人間なんてキライだ!!!

僕は僕だ!!

ここは僕のだ!!!!!











でも……


その人間は動かない


大きな手から……

美味しそうなものを

ころり。

と、落として

ゴーゴーうるさい怪物に

吸い込まれ





いなくなった












それから

毎日

そいつは来る!






その度に



 

来るな!!

と、吠えても

また来る!


美味しいものを

毎日


ころり。


とおとして



じっと動かずに見てる……











僕は出された

美味しいもの





食べたあとに





そこにあった手を






噛んだ













また





冷たくて暗いところに

押し込められる!!


逃げなくちゃ!!







そう



思ったけれど







そいつは



噛んだ手をそのまま









『またくるね』







やさしい声でつぶやいて


……



いなくなった。












それからまた









毎日

そいつは来た







美味しいものをもって

僕が泣いても

噛んでも

来た




やさしい声で


『おいで』

と毎日僕をよんでくれた










……



僕は……


そいつを







いつしか


待つようになってた













僕は

毎日、美味しいものくれる

そいつに


僕の

ごちそう

あげることにした



僕は狩がうまい






そいつも喜んでくれるはずだ。









とびきり

新鮮な

ピョンピョン跳ねてるのを



僕はパクり!

と

捕まえた♪





















ゴーゴー


怪物の声が聞こえた!

ヤツだ!













新鮮な
ごちそうを持っていくと


ヤツは


笑った。




僕はうれしかった。




……








『のる?』

















優しい声で

よんでくれたヤツの手は



僕をそっと


なでてくれた














僕ははじめて




『人間』の手は



あたたかいこと


しった















それから



僕は






ぱぱのおうちの

『飼い犬』

になった






ぱぱは





僕をボク





とよんだ















たまにしか

会えないけれど







僕は

ぱぱの

おおきくぶあつい

あったかくてやさしい手が


大好きだ。















おわり











このお話は

フィクションです







一日も早く

命あるものすべてが

心穏やかに


やさしい手に包まれること



祈って。