おはようございます。ニコニコ




続きです。





その後のことは、あまり覚えていません。





おもちに何かされたらどうしよう。





そればかり考えていました。





そして、父があの人を駅まで送り、

戻ってきてからみんなで食事に行きました。





弟「お姉ちゃん、大丈夫?」





私「ん……分からない。」





父「心配しなくても大丈夫だから。」





私「お父さんがしっかりしてくれてたら、今日みたいなことになってないでしょ。」





父「……そ、そうだね。」





私「……ううん。言いすぎた、ごめん。おばあちゃんを送った日に言うことじゃなかった。ごめんなさい。」





弟「お父さんの言う通り、大丈夫だよ。遺産の話でしょ?いくらもないんでしょ、どうせ。」





私「りくこそ、そんな言い方しないでよ。おばあちゃんが私たちのために貯めててくれたお金だよ。贅沢しないで、ずっと貯めてくれてたんだよ。」





父「まぁ、そうだね。」





弟「おばあちゃん、ごめん!……で、いくらくらいあるの?」





父「葬儀屋さんとかに払うお金を引かせてもらうと、それぞれに250万円ずつくらい渡せるんじゃないかな。」





私「そんなに?施設代とかでもう全部ないのかと思ってた。」





父「それを心配して、このお金だけは使わないでほしいってお父さんに託してたんだよ。でも、遺言書の内容は亡くなるまで誰にも話さない方がいいと思って、今まで黙ってた。」





私「それで良かったと思うけど…でも、お父さんには何もないの?」





父「あるある。お父さんには土地と、おばあちゃんの宝石とかを貰ってるんだよ。お母さんがおばあちゃんを施設に入れた時点で色々売っちゃったけど、ちゃんとお父さんにも残してくれてたよ。」





私「そうなんだ……。おばあちゃん、色々考えてくれてたんだね。」





父「だから、お母さんも一応貰ってるんだよ。」





私「でも……あの人、すごく怒ってたでしょ。長男のお父さんに現金がないのはおかしいって。」





弟「怒るのはいつものことじゃん。無視しとけばいいって。」





弟はそう言ったけれど、





私の頭の中にはずっと、





「おもちに何かされたらどうしよう」

という不安だけが残っていました悲しい









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