おはようございます。ニコニコ




続きです。





私「本当にお葬式はしないの?小さくてもいいからしてあげない?おばあちゃん、紫陽花色のお着物を着せてほしいって。それで家族に見送られたいって言ってたんだよ?」





「もう決めたでしょ!やらないの!」





私「お父さん、本当にやらないの?」





父「おばあちゃんには悪いけど、お葬式はなしだ。」





がっかりしました。





でも、最終的に決めるのは父です。





病院でいつまでも言い合っているわけにもいきません。





私「分かった。お父さん、おばあちゃんの紫のお着物、とっておいてってお願いしてたのあるでしょ?あれ、葬儀社の方に渡してくれない?」





父「ああ、あれね。置いてあるよ。分かった。」





私「良かった。」





お葬式はできなくても、

せめておばあちゃんが着たいと言っていた着物だけは着せてあげたい。





それだけでも叶えてあげたいと思いました。





その後、父は葬儀社に電話をしました。





おばあちゃんは病院から、葬儀社の安置施設へ移動することになりました。





父「電話の話、聞こえたかな?これから葬儀社の人たちがうちに来るらしいから、そこで詳しい話を聞けると思うけど、火葬する日に安置施設で最後のお別れができるそうです。お手紙やお花も入れていいそうだから、入れてあげたいものがあれば持ってきてください。」





弟「分かった。そこで最後だね。」





「そこで最後」





さっきまで生きていたのに、

亡くなったら、あっという間にお別れがきてしまうのですね。





父「りょうくんも仕事がなかったら誘ってください。おばあちゃんのお見舞いにも来てくれてたし。」





私「おもちの体調次第だけど、来たいと言うと思う。」





お通夜も、お葬式もありません。





次に会う時が、本当に最後のお別れになります。





何を入れてあげよう。





お手紙とお花もたくさん入れてあげたい。





そんなことを考えていた時でした。





「あー疲れた!もう帰りたい。ここ、空気悪いわ。私まで病気になっちゃいそう。」





……。





さすがに失礼すぎると思いました。





今もここで病気と闘ってる人達、

そのために働いている人達がいる場所なのに…





まだおばあちゃんもここにいます。





そんな場所で、よくそんな言葉が出てくるなと思いました。





何も言い返しませんでしたが、





もう早く帰ってほしい。





そう思いました。