空港からの通勤帰りに出会った方とのエピソード フランスで通勤は、私は地下鉄、 電車(RER)を使って空港まで 往復しています。 はい、ス-ツケ-スがあるのに 車でなく電車です。 車だと重いス-ツケ-スが 負担に感じなくていいなっと 思う事もあります。 運転免許書はあるのですが、 運転は苦手なのです。 バスも可能なのですが、 どうしても渋滞したりと 時間が読めないのと、 30分に一本なので、 かなり余裕を持って 出勤しなければいません。 特に、徹夜で疲れて帰ってきた 後に、運転するなんて、 私には無理。 実際、フライト帰りに、 運転して帰り・・・ そのまま帰宅できなかった 同僚も一人ではありません。 フランス、パリに住んで いらっしゃる方は、 電車事情をご存知の方、 電車RERで通勤? 「危なくないのかしら? 大丈夫?」 そう思うかもしれません。 それでも、電車に乗ってから 会社に到着する時間、自宅に 帰る時間がだいたい読めます。 もちろん、電車の不具合、危険物が 発見されて、電車が止まったりと・・ そういうこともあります。 それでも、幸いなことに、 今まで問題なく通勤しています。 この間のフライトの帰り、 いつものように、RER電車で シャルルドゴール空港から乗り、 途中で地下鉄乗り換えました。 そして、途中・・・ 乗り換えた時に、私が乗った後に、 視覚障碍者の方が白い杖、 (白杖はくじょう)を持って、 一人で乗っていらっしゃいました。 私は、ス-ツケ-ス、ボストンバック 今回は結構大荷物を持って 近くで座っていました。 かなり疲れていましたが・・・ 視覚障碍者の方が、 立ったままいらっしゃるので、 何だか気になって、 気付いたら 「Bonjour! お座りになりませんか?? 立ったままの方がいいですか?」 そう質問していました。 立ったままの方がいいようでした。 確かに、座るために移動するよりも 立ったままの方が楽なのかもしれません。 そのうち、 地下鉄の中に、ビ-ル瓶が 車内が揺れるたびに、 ころころ・・・、ころころ・・ 左右に車内をあちこち 転がっています。 椅子の足元にあたって、 変な音をたてたりして 段々瓶が、私たちの いるところに 転がってきました。 やはり、其の男性も、 少し、表情が変わりました。 咄嗟に、視界がないので、 きっと、この瓶が転がる音、 不思議に思っていらっしゃる。 少し危険も感じる? と思い、 「ビ-ル瓶が電車が揺れるたびに、 転がっています・・」 と説明を加えました。 そして、少しほっとしたような 顔をされて・・ 何駅が過ぎました。 そして地下鉄の最終駅に到着。 通常とまるプラットホ-ム (エスカレ-タ-が使える) ではなく、反対側のホ-ムに 到着しました。 勝手に、この駅周辺に住んで いらして、いつもこの路線を 使って慣れていると思い込んで、 「いつもとは違うホ-ムに到着しました。」 そして、「誘導しましょうか?」 とお声をかけて、一緒に歩き出しました。 私は、ス-ツケ-スがあるので、 ちょっと歩きにくく、通常 誘導するポジションでは ありませんでした。 実は、昔、昔ですが、 誘導するための 研修を受けたことがありました。 24年前になりますが、 カナダにワ-キングホリデ-ビザを 取得して滞在している最中に ボランティア活動を 色々していました。 その中で、視覚障害のある方を 誘導するための講習を 受けたことがありました。 というのも、私が高校生の時に、 母が突発的に糖尿病になったのです。 あまりの数値で、 「目が見なくなる可能性がある!」と 言われていました。 その言葉が、高校生の私は、 ショックで、視覚障碍者に対して、 他の障碍者よりも身近に感じ、 「お役に立ちたい!」 「見過ごしていられない!」 そんな気持ちが 強いのかもしれません。 もちろん、他のお手伝いが必要な 障害者の方にもお声をお掛けしますが・・・ きっと、そういう私の状況から、 カナダでボランティア活動する際に、 誘導する研修を受けた理由の一つに なるのかもしれません。 そのフランス人男性を誘導しながら 話をしていると、この駅から、 今度はバスに乗ると仰るのです。 そして、 マルセイユからいらしたとのこと。 マルセイユは、パリから800キロ 近くある南の港町です。 そこから、新幹線にのって、 パリへ。それから地下鉄を 乗り継いで、そして今度はバス。 お姉さんに会いにいくのだそうです。 私は、てっきりこの界隈に 住んでいらして、道順も 頭にはいっていて、 この駅だと、到着ホ-ムの 場所、出口など詳細が 分かっていると勝手に 思っていたのです。 障碍者の方、独立心が多くて、 自分で何でもできる! あまり手伝いを受けたくない方も いるのかもしれない・・ 正直、そう思ったりもして、 いつもお手伝いが必要ですか? とお声をかけるときは、 何となく躊躇したり、 遠慮したりしませんか? 私もそうです。毎回、すっと このように声をかけられません。 何となく躊躇する自分がいたり、 遠慮がちに声を掛けたりしています。 今回は、駅からバスセンタ-まで 行かなくてはならないし、 ちょっと不便。 またエスカレ-タ-が 使えなくて、階段です。 私も、大きなス-ツケ-スが あるのに、階段を 使わなくてはならない。 ちょっと、ガッカリモ-ドでした。 そして、その男性を案内しながら、 階段前で、「どうしようかな?」 荷物があるから、私の右手を さしだしてはいましたが、 一緒に階段上がれない・・ 誘導できない・・ 状況を説明したら、 何と、 その男性は、 「Vous avez besoin d’aider?」 「お手伝い必要ですか?」 そう私に声をかけるのです。 耳を疑う質問でした。 逆に、私の事を心配して 手伝ってくれようとしているのです。 今回は、色々買い物していたので、 かなり重いのです。 「かなり重たいので大丈夫です。」 男性は、 「本当に手伝いますよ!」 と、優しいお言葉。 たまに、駅構内で、 「荷物を手伝いましょうか?」 と男性に、たまに女性にも お声をかけて頂くことはありますが・・ 毎回通勤していても、 確率的には、3割でしょうか。 それなのに、彼は、 自分も大変なところ、 私の重たい荷物を 手伝ってくれようとしてる。 この 「お手伝いしましょうか?」 彼からの言葉が、 妙に心に響きました。 階段の数、ステップの数を教えてあげて、 私は、横で一人重たい荷物をあげます。 その間、どななたも、 私たちに声をかけてくださることは ありませんでした。 私の荷物を手伝おうかとういことも、 男性の誘導を手伝う方もです。 そして、その後エスカレ-タ-。 「エスカレ-タ-に乗っても 大丈夫かしら?」 何て思っていても、本人は 慣れているので、全然問題なし。 そして、乗りたい、バス171番の 乗り場まで案内。 何だか気になるので、一緒に 待っていると提案。 その方は、 「大丈夫です!」 と 遠慮されたのですが、 私の方が気になり、 バスが来るまで一緒に 待ち、お喋りをしました。 目の見えない方なので、 多分・・・私のことは アクセントでフランス人でなはないと 気付いているでしょう。 「私は日本人だから、 アクセントが合って、 聞き取りにくくありませんか?」 そしてたら、 「素敵なアクセントですね!」 「Vous avez un bel accent.」 と一言 何だか、そう褒められて嬉しくなりました。 アクセントがある自分のフランス語、 フランス人のように話せたら いいなっと常日頃思っていました。 アクセントはあっても コミュニケ-ションが取れればいいと 思ってはいますが、やはり コンプレックスに感じることもあります。 それでも、 アクセントがあっても、 こうやってフランス語で やり取りができる。 コミュニケ-ションが取れる。 そして、 彼のお手伝いができて、 こう会話を楽しむことができる。 もう、これで十分すぎるのです。 コンプレックスに思っていた アクセントを褒めてもらった、 彼の一言が、 妙に嬉しかったです。 そして、話していると、 マッサ-ジを仕事にしていて、 指圧、あん摩とおっしゃるのです。 「anma」と言われて、 あっ日本語だわ。 と思いました。 そうこうしているうちに、 バスが到着。 もっと、お話しを聞きたいな・・ と思うくらいでした。 通勤時間で、凄い人ですが、 ドライバ-さんに行き先を確認。 感じの良い方で、ドライバ-から 一番近い椅子に座っている方に 移動してもらうように指示して 下さり、場所を確保。 彼は、遠慮されて 「立ったままで・・」と 言っていました。 私もバスの中に乗り込み、 向きを変えて、一緒に着席 を手伝いました。 バスにのり、狭いバスの中で、 向けを変えて、座るという 作業も見えないので、 やはり大変です。 状況を言葉で説明するのも 意外と難しい作業でした。 そして、彼と握手して別れました。 多分・・ 駅から歩いて、お別れするまで 20分くらいでしょうか。 時間を共有した短い時間。 一瞬の出会いで、 もう彼に会う事はないでしょう。 「私が日本人で、今東京から 帰ってきたところだ!」 と話したところ、 「日本に行ってみたいんだ!」と 話してくれました。 この一瞬の出会いですが、 もしかしたら、元々あん摩、 指圧をやっていらっしゃるし、 私との出会いで日本人に対して 親近感をもってくれたとしたら・・ 彼の、 「日本に行ってみたいんだ!」 の希望が、もしかしたら、 近い将来現実的なものに なるかも?! なんて・・そして私の便で 再会なんてそんなことが実現したら いいなあ・・なんて思いながら、 想像上手の私は、既に 機内であったところまで想像して、 その時は、フランス語で何て 声をかけようかしら? と具体的に想像してしまう私でした。(^^♪ そんな自分に対して、おかしくなり、 帰路、思わず一人で笑ってしまいました。 今回は、彼からの 「お手伝いしましょうか?」 忘れられない言葉となりました。 素敵な言葉ですね。 そして、障害を持っていても、 他の方に助けられるばかりでなく、 自分からも与えよう、助けようという姿勢。 学ぶことが多い一期一会の出会いでした。 そして、彼と出会って、 本当に、私たちがやりたいと 思ったことで、出来ないことはないな。 とも思いました。 病気をせず、元気でいたら、 やりたいという思いに素直に、 そして努力しさせすれば、 時間がかかっても実現できる!! なんだか、勇気と希望を もらった、そして最後に握手した 彼の手のぬくもり、柔らかさが 忘れられません。 パリベース現役客室乗務員として フライトしながら <キャリア&ライフアドバイザ-> としても活動しております。 初めての方 → プロフィ-ルをご覧ください! インスタグラム始めました♪ https://www.instagram.com/yachi.ca/ ㋁のカウンセリング継続の 2名募集しておりましたが、 募集は終了しました! 単発カウンセリング90分は 引き続きお受けします。 ご興味ある方 ↓ *ご提供中のサ-ビス、カウンセリングの流れ、募集について 次回継続コ-スの募集は、 2月20日前後を予定しております。 興味ある方は、ご登録ください。 こちらからカウンセリングメニュ- 価格表をご案内します。 小人数の募集なので、ご登録者 の方々から優先にてお声をおかけします。 ↓ クリック https://ssl.form-mailer.jp/fms/62514808541476