スペインの映画
The Sea Inside
20代のときに、海岸での事故で首から下が完全に不随になってしまった人の実話をもとに作られた映画。
兄夫婦家族に支えられて30年近くベッドの中で生きた主人公。
実際には兄嫁が文句ひとつ言わず、彼の全ての世話をします。
主人公から見た、兄嫁の苦労、家族の苦難、生きていく価値、死との対面。
そして家族側から見た、彼の死の選択への尊重、外部からの非難、そして永遠の別れ。
「辛いから死にたい」 という一時的でも、感情的でもない彼の30年近く思い続けた、理にかなった主張。
「生きるということは義務ではなく権利である。」 というのが彼の言葉。
彼だけでなく彼のまわりの一人一人の立場と思いが表現されています。
自分ひとりでは自殺ができないため、「死の権利」を獲得するために法的に訴えるというシーンもあります。
自殺というより尊厳死についてとても考えさせられた映画でした。
スペイン語で、字幕が英語だったので目で追いきれなくて何度も引き返しましたが、とても見る価値のある映画でした。
