オクラホマに双子を連れて帰省中のベッツィーに何か写真を送ってくれと言ったら、こんなのが送られてきた。



主夫と双子とアメリカンワイフ by  山崎 卓也

安楽椅子に陣取るぬいぐるみの群れ。

このうちのいくつかはおばあちゃんのものだそうだ。

何でも並べるのが好きなジーニィがいかにもやりそうな事だと、見ていて笑ってしまった。恐らくぬいぐるみの並びにもそれなりの意味があるに違いない。

秩序を愛する娘、ジーニィ。



主夫と双子とアメリカンワイフ by  山崎 卓也

出発前夜にごそごそと自分の部屋で荷造りをしていた。

「お父さん、このカバンをオクラホマに持って行くの」

「ああ、そう」と答えて、カバンの中を見せてもらったら、いるわ、いるわ。もうぎっしり。



主夫と双子とアメリカンワイフ by  山崎 卓也

ぬいぐるみがなんと10体。

「なんでそんなに持ってくのん?」と、僕は当然の疑問を口にした。

「だってジーニィ、ぬいぐるみが好きだから」

「一つか二つにしいや」

「お母さんがカバンに入るだけ持っていって良いって言ったの」

う~ん、さすがベッツィー。付き合いが良いというか、甘いというか。

僕ならとてもそんなばかばかしい事につきあってられない。

僕の心中を覗いたように、

「大丈夫。自分で持つから」とジーニィは涼しげに言った。


自分の嗜好にはとことんこだわるジーニィ。

あれ、ちょっと僕に似てるじゃないか。

思わずニヤッと笑ってしまった。


Takaya



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