一家四人で夕食を食べた後、ベッツィーが、
「これで遊びましょう」と言って、手帳サイズの変なケースを出した。
豚の浮き彫りがあしらってある。
中を開けると・・・
このようになっている。
このゲームの名前は「Pass the Pigs(ブタを回せ)」
左側にある二匹のブタの紳士が載っているのはルールブック。
右側の伝票のようなものはスコアシート。
そして、これがブタ。
遊び方は至極簡単。
ブタ二匹をサイコロのように振るのである。
二匹のブタの姿勢によって得点が異なる。
二匹とも立っていたり、背中を下にして真上を向いていたら20点。
得点し続ける限り、ブタを振ることができる。ある程度点がたまったら自分から次の人に順番を回しても良い。ただし、両方が横向きになると、それまでのその回の得点はゼロになり、かつ次の人にブタを回さなくてはならない。誰かが100点になるまでゲームを続ける。
ジーニィはブタが倒立して10点獲得。
安全主義の彼女は早くも次の人に順番を回した。
たまにブタが斜め向きに立ったりして、
「これは倒立なの?」とか、みんなでブタを覗きこんで協議する時もある。
リオは馬鹿な冗談をいっぱい飛ばして、場を盛り上げる。
ジーニィはみんなの得点の記録係。
適材適所。
勝負も後半に差し掛かり、ベッツィーがリードしていた。
リオは良い目が続けて出て、あともう少しでトップになれる。
順番はまだ1回残っている。
ベッツィーが「次の回で逆転できるかも知れないから、もうやめたら?」と助言したが、リオは、
「いや、ここで一気に抜きに出るんだ」と豪語し、ブタを振った。
結果は文字通りの「ブタ」。せっかくの得点がパーになった。
頭をかかえて悔しがるリオ。
それ見たことかと喜ぶジーニィ。
深追いは禁物である。
Wiiのギターヒーローも面白いが、こうして向かい合ってやるアナログゲームのほうが、お互いの存在をより肌で感じることができる。
一家団欒って、いいものだ。
Takaya
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