「さあ、寝よか」と双子に言うと、
「何か食べたい」という返事がよく返って来る。
今日もそうだった。
ジーニィが食卓で何やら食べてるのを見ると、リオは紙に何かを書きだした。
「ハム3枚、マヨネーズ付き」とか、「注文だぞ」「$0.00」などと、下らないことがサイン付きで書いてある。
「ほら、注文だぞ~!」とジーニィに伝票を差し出すリオ。
「ふむふむ・・・」と事務のお姉さんのように内容を復唱するジーニィ。
二人とも最近はまっている英国訛りの英語で話す。
YouTubeで見たハリーポッターのパロディーアニメの影響により、よく二人はふざけて英国訛りを使う。リオはかなりうまい。
「今から作りますので、少々お待ちを」とよそ行き声で言い、作業を始めるジーニィ。
マヨネーズの部分からハムを巻く。
妻楊枝で刺す。
ジーニィの手元をかぶりつきで見ながら、「もっとマヨネーズを入れろ」「しっかり巻け」と客になりきって細かい指示を出すリオ。
「ご心配なく。これは当店の自慢料理です」と落ち着いて対応する店員役のジーニィ。
「ほら、できましたよ」
リオはもらったハムをくるくるとこまのように回した。
すると、中のマヨネーズが遠心力で飛び散った。
「ギャハハハ!」と興奮するリオ。
「こら、やめろ!」と怒る僕。
自分の分も作って食べるジーニィ。
「う~ん、おいしい!」
「ジーニィ、おかわり」と追加注文するリオ。
手も口のまわりもマヨネーズだらけのリオ。
ジーニィとリオは昔からそうだったが、今でもよく二人で「ごっこ遊び」をする。
息のあった2人は面白い架空の世界を作り上げるのが上手だ。
双子はいいなあ、とはたから見て思う瞬間である。
春休み中の双子。
明日はどんな遊びをするのかな?
Takaya
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