昨夜の内に3センチほど雪が積もった。
朝起きて外を見ると、家の前の通り道に動物の足跡がくっきりと残っていた。
鹿か? たぬきか?
ちょっと僕にはわからない。
2年前のクリスマスの事を思い出した。
クリスマスの朝、子供達が僕の寝床に押し寄せて来た。
「お父さん、サンタが来たんだよ」
「そうか、よかったなあ」
サンタの正体は言わずと知れたベッツィー。
「ちょっと来て、本当に来たんだから」
ジーニィとリオは僕の手を引っ張り、ベッドから引きずり出した。
暖炉に吊るした靴下の中にプレゼントが入っているのを見せたくて仕方がないのだろう。
だが、双子が僕を引っ張っていったのは、表に面した窓際だった。
「ほら、見て」
双子が指差したのは、上の写真と全く同じ雪の上に残された足跡だった。
「トナカイの足跡だよ。やっぱりサンタはトナカイに乗って来たんだよ」
ジーニィとリオは興奮冷めやらぬ様子で僕に報告した。
小学校に上がって、友逹の中にはサンタは存在しないと言う子がいて、双子も少々サンタの存在を疑い始めたころだった。
それだけに、トナカイの足跡を見つけた双子は、自分逹の疑問が打ち消されて嬉しかったのだろう。
今朝、表に残った足跡を双子に見せた。
「ジーニィ、リオ。トナカイの足跡やぞ」
「お父さん、あれはきっと鹿の足跡よ」とジーニィが言った。
「トナカイは今、北極にいるんだよ」とリオ。
ああ、まだサンタを信じているんだ。
来月、二人は十歳になる。
リオと宿題をしていた時のジョイ。
猫タワーの天辺で毛布にくるまって休んでいた。
今にも眠りそうな体勢と顔つき。
あ、やっぱり。
Takaya
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