今日は今週二回目の鬼軍曹による水泳教室があった。
永住仲間のジュリアも参加していて、帰りに我が家に寄ってくれた。
ジュリアとジーニィが雑誌を見ながら喋っているところへ、いっちょかみ(物事にすぐに首をつっこんでくる人)のリオがやってきた。わざわざジーニィの肩の上にのしかかって注意を引こうとする。
「リオ、重い。あっち行け。雑誌読んでるのがわからないの」と、ジーニィが怒る。
「僕もそうだよ」と、折込みページの端っこを読んでいるふりをするリオ。
リオは、次にドラムパッドを叩き出した。
ジーニィとジュリアは完全にリオを無視している。
これは悔しい。リオは考えた。
「そうだ、あれを持ってこよう!」
ジョイはジーニィの弱点である。
これにはジーニィも反応した。
ジョイはジーニィの膝の上に飛び乗り、そして逃げた。
「ジョイ、待って~!」
ジーニィは猫タワーの中に逃げ込むジョイを追いかけた。
猫タワーの部屋の中に頭をつっこむジーニィ。
ジョイはジーニィの頭のそばをすり抜け、部屋から出てきた。
「ねえ、わたしにもジョイをだっこさせて」とジュリアが聞いた。
「じゃあ、まずジーニィがだっこして、それからジュリアに渡たすわ」
「ジョイ、大丈夫よ~。ジュリアは優しいから」
ジョイはまだうちの家族以外の人の腕の中に収まったことはない。
元旦のパーティーで色んな人が試したが、いつもジョイはすぐ逃げた。
さて、今回は?
おっ、ジョイがジュリアの腕の中にとどまっている。
でも、ちょっと居心地が悪そう。
ジョイは、「しゃあないなぁ、ちょっとだけやぞ」とでも言いたげな、義理に負けた諦めの表情を浮かべている。
偉いぞ、ジョイ。
猫も人間も義理を欠いたらおしまいや。
なかなか解放してくれない3人の子供達を、辛抱強く相手するジョイ。
「猫手不足や。もう一匹、飼え!」と言ったかどうか。
Takaya
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