ベッツィーがメロンを買ってきた。

「カンタロープ」という種類。別に珍しくない。お値段は一つ3ドル。


「お父さん、自分で切りたい!」とリオ。

「ええけど、手ぇ切るなよ」

「は~い」




お、真剣勝負にふさわしい真剣な顔つき。





ググググッと包丁が入った。


パ~ンと大きな音がして、刃がまな板に当たった。





オヨヨ!

真っ二つに割れたメロンがまな板から転がり落ちた。

「あはははは」とリオが笑う。

彼は9才。メロンが転げてもおかしい年ごろ。




「さあ、種を出そうっと」


しばらくすると、

「あっ」とリオが小さく叫んだ。

やにわに席を立って、小走りでキッチンへ。




ペーパータオルに手を伸ばす。


さては、・・・




やっぱり。

「リオ、こぼすなや~」と僕。

こういう台詞はこぼれた後に言っても何の意味もない。





「もう一度、水でぬらした奴で拭いといてや」と念を押した。

「うん、僕、そうするつもりだったよ」と素直なリオ。


ジーニィもリオも甘いものをこぼしたら、いつも僕に2度拭きさせられているので、この手の後始末はよく心得ている。




「トゥリャアア~」と叫びながら、包丁の背を嬉しそうにたたくリオ。


メロンを切るだけでこれほど楽しめるのは得だな~と思った。


自分で用意したメロンはもちろん超美味!




「う~ん、ジューシー」


お風呂上がりのひとコマでした。



Takaya



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暦の上でも夏が来て、フルーツが安くおいしい季節となりました。


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