ジーニィの大の仲良しカホちゃんが「お泊り」に来た。
こっちで言うSLEEP OVERというやつ。
今週は現地校が春休み。
カホちゃんの到着は朝の8時。
二人は朝の早よからテレビを見ながら、くちゃくちゃけたけた喋っている。
僕はあぶれたリオと野球。
午前8時過ぎから我が家の庭で金属バットの快音が響く。
9時半からジーニィとリオに補習校の宿題をさせた。
「カホちゃん、宿題持ってきた?」と聞くと、首を振る。
「え?宿題、終わってんの?」と重ねて聞くと、彼女はまた首を振った。
「ほんなら、漢字の練習でもやり」
カホちゃんは猛然と練習を始めた。
うちの二人は早くも後れを取る。
ちょっと二階に用事で上がって、3分後に戻って来ると・・・
「こら~っ、何しとんねん?」
「ちゃんと勉強しいや!遊びに来たんちゃうで」
「お父さん、カホちゃんは遊びに来たんだよ!」と、ジーニィが怒る。
「うるさい。楽あれば苦あり。勉強してから遊べ」
「ぶ~~~~っ」とふくれるジーニィ。
それでも、双子はノルマをこなし、カホちゃんも漢字の勉強を終えた。
お昼になったら、昼ごはん。
「ジーニィ、カホちゃん、手伝って!」
「は~い」と二人がお手手つないでやって来た。
「え~っと、醤油大さじ3杯」と僕。
「ラジャ~」
「あとは、砂糖と塩とごま油、と。その次は白菜」
スイッチ・オン。ものの2秒でみじん切りができた。
「はい、じゃあ、カホちゃん、混ぜて」
「手が冷た~い」とカホちゃん。
「我慢できなくなったら言って。ジーニィが代わったげる」
「う~、冷た~い」と顔をしかめるジーニィ。
僕はこの作業は手がかじかむし、肉が爪の下から侵入してきそうな感覚が苦手で大嫌い。いつも子供にやらせている。
「よし、準備完了。じゃあ、作業開始!」
「お、うまい、うまい」
餃子約100個が30分ほどでできた。
我が家では焼く時に、餃子に小麦粉を振りかけて、その上から水をかける。
そうすると、裏がパリパリになって、香ばしい。
焼けた~。
「おいしい?」
「うん」
「カホちゃん、自分の家のとどっちがおいしい?」
「どっちもおいしい」
「あんた子供のくせにうまい事言うな~」
そう、カホちゃんはとても礼儀正しいお嬢さんなのです。
人の子が一人入るだけで、食べ慣れたメニューもどこか新鮮に感じる。
スリープオーバーは子供だけでなく、僕も大好きだ。
カホちゃん、また来てね。
Takaya
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