教室に入ると、先生が小さな紙切れを父兄に渡した。
「子供達は太陽系にある様々な星になっています。できるだけ沢山の子供達に紙片に載っている質問をしてあげて下さい。クラスのみんなも、友達に質問して下さい」
じゃあ、まずは自分の子供から。
「あなたの名前は?」とベッツィーがインタビュアーに。
「こぐま座です」
「あなたは何ですか?」
「星座です」
「どこに住んでいますか?」
「緯度90度から10度の場所から観測できます」
「他に何か?」
「メインの星は北極星です」
という風に、質疑応答が進んでいく。
ジーニィの仲良しは土星になった。
子供達は自分の星の事を詳しく調べたので、予定外の質問をしても結構答えてくれた。その内、誰かに、
「知らない。おじさんは知ってる?」と聞かれて知らなかったので、その後は大人しく規定の質問をするだけにした。
親達が子供に質問をしている間、担任の先生が一人一人を呼んで、同じ質問をしていた。これはれっきとした科学のテストなのだ。
質疑応答が一段落すると、先生が号令を掛けた。
「じゃあ、今から宇宙食を配って下さい」
「星型のクッキーはいかが?」とジーニィが勧めた。
「あ~、それ、クッキーやったん」
「そう。お父さん、食べて」
「食べて言うたかて、それ食われへんやん」
「もう。食べる振りをするの!」と怒られた。
「はい、はい」と言って、もぐもぐしてる振りをした。
周りを見ると、あちこちで子供達が食べ物を配っている。
この子は流星群。皿の上の品は、「流星の串焼き」
ビールが欲しくなった。
しばらくして、先生が、
「父兄の皆さん、今日はお越しいただきありがとうございます。子供達はとてもよく勉強したと思います。じゃあ、今から本当のスナックを食べましょう」
「わ~い」と歓声を上げる子供達。
「並んで、並んで」と厳しく言う先生の指示を、一応みんな守っている。エライ!
スナックはポテトチップ、クッキー、ドーナッツ、カップケーキ等、ジャンクフードのパレード。
ジーニィの位置に注目!
誰よりも早く食べ物にありつくジーニィ。
行列の子供達を見ると分かるが、特に細工をしていない普通の服を着ている子供も多くいる。一番多かったのは、Tシャツに星の絵や軌道を描いてきたもの。
今更ながら、自発的に大プロジェクトを考案・制作したジーニィの意気込みに感心する。
普通の授業参観も見るべきところは多いが、このパーティーは子供のクラスメート達と一対一で会話ができ、一人一人の性格などを垣間見ることができ、興味深かった。
今日、ジーニィが誰かのお母さんと話をしているのを眺めていて、やけに姿勢が良いのに驚いた。ドレスを着ると、背筋が伸びるのだろうか?
ちょっと大人っぽくて、僕は、嬉しかったり、寂しかったり。
Takaya
三日シリーズでお届した「太陽系パーティ」はこれにて終了です。
実に沢山の方が訪問してくださり、誠にありがとうございます。
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おおきに。







