「ねえ、ねえ、お父さん、ジーニィに縄跳びして欲しい?」
ジーニィがいきなり聞いてきた。なぜか彼女の息が荒い。
「今、お母さんの為に50回跳んだの。お父さんもやって欲しい?」
彼女は運動不足なので、まあそれも良いだろう。
「ん。じゃあ、跳んで」
「お父さん、見ててね」
「はい、はい」
「1,2,3,4・・・」と、彼女は50回跳びました。
「じゃあ、ハーハー、お父さん、フー、ここにサインして」
と娘が僕に何かを差し出した。
「JUMP ROPE FOR HEART(心臓の為の縄跳び)」とある。
これは、子供が縄跳びをして心臓によい事をしたのを記念して、全米心臓病協会にお金を寄付をするという企て。集まったお金は心臓病撲滅の為のリサーチ等に使われる。昨日、学校からもらってきたそうで、既にベッツィーと彼女の母が10ドルずつ寄付している。
「え~、お金取んの~。お父さん、知らんかった」
「ダメだよ、お父さん。ジーニィ、もう縄跳びしたんだから」
「押し売りやなあ、あんた」と、渋々サインした。
「でも、これは良い事なんだよ」とジーニィが力説する。
「だって、心臓病はアメリカの死亡原因の1番なんだよ。それを防ぐのにこのお金が役に立つの。それと、ジーニィが縄跳びするのはジーニィの心臓に良いんだよ」
「そうか、そうか。わかったがな。はい、10ドル」
「ありがと~」とジーニィは両手でお金を押し頂いた。
しかし、最近の子供は心配事が多いなあ。
地球温暖化の心配、資源枯渇の心配、絶滅しそうな動物の心配、テロの心配。
僕は子供の頃、何も心配していなかったような気がする。
「ジーニィ、あんた何か心配事ある?」と聞いてみた。
「う~ん、別に」と、彼女は屈託がない。
「そうか」
「ねえ、お父さん、今晩のおかず何?」
「・・・牛丼」
どうも僕の取り越し苦労だったみたい。
Takaya
今日も遊びに来て頂き、有難うございます。
また、明日も是非お越しください。
頑張って50回縄跳びしたジーニィを下の投票ボタンを押して応援してくれるかな~?おおきに!



