「は~い、できたよ~」
そう言って、僕は問題の品を食卓に置いた。
今晩のおかず、カレー。
良く見ると、中に深緑色をした5mm程の物体が所々に入っているのがわかる(左上のカレーが半島状にご飯の海へとせり出した所にも一つ)。
「いただきま~す!」
何も知らない双子は一口目を食べる。
「あつっ」と、口の中でフーフーするジーニィ。
しめた。高温度で味もわかるまい。
リオはどうだ?
「ん?」
いつになく良く噛むリオ。
いかん、気付かれたか?
野菜不足の双子の体内に何とか野菜を突っ込もうと、以前、大根をカレーに入れたら、二人ともしっかりと全ての大根を抜き出しやがった。短冊切りにしたのもまずかった。
今回はピーマンに挑戦。
細切りにした。
大型を丸々一個。二人ともピーマンは嫌い。
今回入っている野菜の量。
じゃがいも1個、にんじん3本、玉ねぎ1個、それとピーマン。
牛肉を600g入れて、炒める。
ピーマンの匂いがプンプンしてきた。
果たしてカレーの迷彩はどこまで通じるか?
ちなみに、アメリカでは今、「Sneaky Chef (こそこそする料理長)」という、野菜を子供にわからないように食事に入れる料理レシピの本が大ヒットしている。
さあ、双子に僕の秘密の技は見破れるのか?
一口、二口、と景気良く食べ進む二人。
「ジーニィ、お味の方は?」
やった~。一丁上がり。
「リオ、お前はどうだ?」
「合格だよ!」
「そうか、そうか。わっはっは~。実はな~」
いやいや、ここは黙っておこう。
まだまだこれからも食べてもらわないとね。
Takaya
皆さんは、どんな隠れ技をお持ちですか?
色んなコメント、お待ちしてま~す。
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