「この人、もったいないな…」と感じた瞬間
FPとして個別相談をしていると、
正直、心の中でふっとこう思う瞬間があります。
「この人、本当にもったいないな…」
それは、
お金がない人に対して思う感情ではありません。
むしろ逆。
十分すぎるほど頑張ってきて、土台もあるのに、
自分で自分の可能性を止めてしまっている人に対してです。
その方は、
・きちんと働いて
・それなりの収入もあって
・貯蓄もゼロではなく
・大きな失敗もしていない
それでも口から出てくるのは、こんな言葉。
「私なんて…」
「もう年なので」
「失敗したら怖いし」
「周りにどう思われるか気になります」
私は内心、こう思います。
ああ、もったいない本当にもったいないと。
足りないのは知識でも、才能でもありません。
足りないのは、
「自分にOKを出す勇気」だけなんです。
50代女性に多いもったいなさ
特に50代の女性は、
ずっと誰かのために生きてきました。
・子どものため
・家族のため
・職場のため
・親のため
その結果、
「自分がどうしたいか」より
「こうあるべき」を優先するクセが、
無意識に染みついています。
だからいざ
「自分のためにお金を使う」
「自分の将来のために動く」
となった瞬間、ブレーキがかかる。
これ、本当に多いです。
失敗しないことより、何もしないリスク
投資に限らず、人生も同じですが、
多くの人が「失敗」を怖がります。
でもFPとして見ていて思うのは、
何もしないことの方が、よほどリスクが高いという現実。
インフレ
年金の不安
医療費
老後の生活費
これらは
「何もしなくても」
勝手にあなたの人生にやってきます。
それなのに、
動かない理由だけは完璧に用意してしまう。
だから私は思うんです。
やっぱり、もったいないと。
これは皮肉ですが、
真面目で誠実に生きてきた人ほど、
自分を低く見積もります。
派手に成功した人より、
コツコツ積み上げてきた人の方が、
実はよほど強いのに。
でも本人だけが、それに気づいていない。
だから私は、
投資の話をする前に、こういう話をします。
「あなたは、もう十分やってきましたよ」
「ここからは、自分のために考えていいんですよ」と。
もったいない人生にしないために
お金は、目的ではありません。
安心して、自由に、後半の人生を生きるための道具です。
もし今、
少しでも
「このままでいいのかな」
「本当は何か始めたい」
と思っているなら、
それは、
あなたの中のまだ使われていない可能性が
合図を送っている証拠かもしれません。
どうか、
自分の人生を
自分で小さくまとめないでください。
私は、
そういう方を何人も見てきました。
そして同時に、
一歩踏み出した瞬間に、
表情まで変わった人たちも見てきました。
だから今日も、
心の中でそっと思います。
「この人、もったいないな…」ではなく、
「この人、これから楽しみね」
と思える瞬間が増えることを。
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