自販機ガチャ〈4〉Mスターエナジー② | いろいろしぃーのブログ

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更に百円玉を入れてボタンを押すと、出てきたのは……やはりMスターだった。


さすがにすぐには飲めず……


持ち帰ることに。


そして、


「買えるだけ買っておこう」


なんと木賀齢太郎(キガ ヨワタロウ)はあるだけのお金でMスターエナジーを買い込む。


齢太郎には必ずMスターが出てくるが、色だけは違っていて……


最初はオーソドックスな緑で、白、ピンク、青などみんな色が違っていた。


Mスターの文言はみんな同じくイキっているだろうと勝手に決めつけて、どれも読まなかった。


そしてうちに帰り、白レジ袋にヨワタロウとマジックで書いてから、その中に全てのMスターを入れて冷蔵庫の中へ入れる。


「1日1本……いや2日に1本飲もう」


そして冷蔵庫を閉じた。



翌朝、齢太郎は起きるが家の中は静まり返っていて……


「みんな?」


お父さんの声もお母さんの声もしない……


弟の声もしなかった。


「おーい、どこかへ出掛けたのか?」


齢太郎がリビングとへ行くと、


「うっ!?」


乱れに乱れていた。


まるでガサ入れにもあったかのように……


「お父さん! お母さん!? ツヨシ!(弟)」


キッチンへ行くと、


「わあ!」


もっと酷いことになっていた。


なんと冷蔵庫は開けっ放しで食材はみんな外に出されて、ぐちゃぐちゃになり……


「何で?」


よくよく冷蔵庫を見ると、


「あー! 名前まで書いたのにMスターエナジーがみんなない!」


齢太郎は動揺する。


まさか……まさか……俺の……Mスターエナジーをみんなで飲んだ?


よく見ると、キッチン近くのテーブルの下には齢太郎が自販機ガチャで出した全てのMスターの空き缶が転がっていた。


「全部飲んだのかよ! ふざけんなっ!」


しかも厳重にレジ袋に入れて名前まで書いたのに、どんだけ卑しいんだよ!


齢太郎は怒り狂う。


一応1本は飲んだから力は十分にみなぎっていた!


「どこへ行ったー!?」


すると、奥の部屋から3つの黒い影がやっとその齢太郎の声で反応して……!


「うお~~!」


人間とは思えない声を出し、3つの影は齢太郎に向かって襲いかかる!


まるで3つのそれはモンスターのようで……


齢太郎は渾身の力で端から殴り倒していった。



実は、齢太郎の父親、母親、弟のツヨシは齢太郎のレジ袋を開けてしまい、冗談半分で勝手に飲んでみたのだった。


それが意外と美味しくて、家族はみんなで回し飲みをしてしまい……!



……そのMスターエナジーの注意事項は……


Mスターエナジーを体感せよ!


このエナジードリンクはそれぞれパンチの効いたテイストになっている。


1日1本以上、または他のエナジードリンクを端からテイストしたら、真のモンスターを解き放つことになってしまうから気を付けろ!



『…………朝の9時頃、……県……市の木賀宅で凄惨な殺人事件がありました。


……家族全員死亡したとのことです。


尚、長男のみ自ら首を切って亡くなったことから、無理心中を図ったとみられます……』


 

続き