要約【恋愛依存症】伊東明 (回避依存と共依存)
恋愛依存の中から、回避依存と共依存をピックアップしました。
・大変デリケートな課題ですので、動画を聞いている間、文章を読んでいる間に不快感や体調を崩すなどがありましたら、みるのをお控えください。
・重症の場合は、認定心理士(国家資格)のカウンセラーさん等専門的な相談が必要です。
敢えて、その部分は省かせて頂いたつもりです。
・言葉には十分注意しているつもりですが、不快に感じられる方がいらっしゃいましたら申し訳ありません。
ご自身の判断で閲覧ください。
動画の下に内容文があります。
動画は動いておりません。ラジオの様にお聞きください。(この動画を作った頃、自分をアバターにする方法がわからなかったので😅)
【目次】
00:00 良いパートナーシップとは?
00:40 回避依存と共依存とは?
02:45 恋愛依存と親子関係
10:10 恋愛依存からの脱皮(自分を愛してあげよう)
(動画の内容文)
【恋愛依存症】
恋人や結婚というのは、「ずっと一緒に居たいよね」という気持ちから契約する様なものなので、多かれ少なかれ依存から成立しているものとも言えます。
穏やかな関係性の場合、お互いが1番の理解者だったり、お互いが励ましあったり成長しあえる関係性、
彼の隣が、とても居心地の良いハートスペースの様な関係性なのではないかと思います。
これが悪い依存症になってしまうと、「暴力的な言葉で相手を傷つけたり、蹴る・殴る等の暴力や、お金をせびってちっとも返してくれない、なんていう暴君と、それにかしずく奴隷の様な関係性になってしまいます。
これを、「回避依存と共依存」と言います。
「回避依存」は、人間関係でお互いの心地よい関係性を作りにくい特徴を持っています。
関係性が深くなれば深くなるほど、恐怖を覚えたり不安を感じてしまうのです。
そして、自分から急に別れ話をしたり、わざと彼に嫌われるような態度を取ってしまいます。
プレイボーイは刺激を求めるという違う依存症の場合もありますが、回避依存の人も居るようです。
「共依存」というのは、相手に尽くし過ぎてしまったり、逆に求めすぎてしまう傾向があります。相手から毎日の様に電話がかかって来ないと脅迫観念に駆られた様にパニックを起こしてしまうのも、この共依存です。
そして、この「回避依存と共依存」は、お互いに惹かれあう関係性にあるようです。
どうして、この2人が惹かれあってしまうのかというと、
普通の穏やかで優しい彼が出来ると、「こんな私が幸せになって良い筈が無い」と、急に怖くなったり、居心地が悪さ、不安を感じて、自分から逃げてしまおうとします。
急な別れ話をしたり、自分から嫌われるような態度を取り、「やっぱり私なんて幸せになってはいけなかったんだ」と、自分の悪い癖を正当化するような態度を取ってしまうのです。
どうして、回避依存や共依存の人が出来てしまうのでしょう。
それは、子供の頃の親との関係性から来る事が多いようです。
子供の頃、親にDVを受けて育った子は、大人になってパートナーや子供が出来てもDVをしてしまったり、逆にパートナーにDVをされても「自分のせい」の様に我慢してしまう人も多いようです。
この様な関係性の中では、例えば彼氏が暴力をふるう。
でも彼女は、「自分のせい」とか「愛しているんだから仕方ない」と言って我慢してしまう。
でも、この彼が時々とてもやさしくなる瞬間があります。
「君に今まで暴力をふるったり、ひどい言葉で本当に傷つけてしまった。本当に申し訳なかった。これからは心を入れ替えて本当に君に優しくするよ」
そして本当に心を入れ替えたように、とても優しくしてくれます。
彼女は、「彼は、これで本当に生まれ変わってくれたに違いない」「昔の優しかったころの彼に戻ってくれたに違いない」と錯覚を起こします。
でも、この彼の優しさは長くは続きません。
また、彼は暴力をふるい始めます。
彼女が、お金をあげた時だけ、彼の要求に答えられた時だけ。
彼女にとっては、「自分が彼の要求に答えられた事のご褒美」の様な関係性が成り立ってしまいます。
回避依存の彼は、どうしてこのような行動を起こすのでしょう。
暴力をふるうお父さんに対して、
「こんな大人には絶対ならないよ」「こんな親には絶対にならない」と思っていたはずなのに、どうして大嫌いだったお父さんと同じ行動を取るのでしょう。
これは、大嫌いだった筈のお父さんの幻影から打ち勝つ為の行為なのです。
本当は大嫌いだった筈のお父さんの幻影から恐怖を感じ、脳内から、そのお父さんの幻影を消そうとする行為から起こっているのです。
また暴力をふるうお父さんに叩かれているお母さんを見て育った子は、「お母さんを守ってあげることが出来なかった」という罪悪感の様なものから、「大好きな人は守ってあげなくてはいけない」という強迫観念に駆られた様な行動を取ったり。
過保護なお母さんに育てられた子は、大人になっても自分の頭で考えられない様な子に育ってしまったり、
離婚や大きな失恋で、心に大きな傷がついてしまった人には、「幸せになるのが怖い」という心理現象が出来てしまい、自分から幸せな恋愛から逃げてしまうという事をする人もいます。
この様に、私たちが異性関係の中で精神混乱を起こす原因の90%は、過去の問題に関係があるようです。
親から植え付けられた思考は、0歳の時の「誰かに依存しないと生きていけない時代」から、反抗期の12歳ころまで絶対的威厳を持っています。
そして、反抗期になって、ある程度自分の独立した考え方が出来るようになって、「自立したい」と思って家出しても、日本では18歳までは働かせて貰えません。なので、18歳までは親に何らかの関係性をもって依存しないと生きていかないわけにはいかないのです。
この0歳から18歳という長い間、そして1番精神的にも成長していかなければいけない大切な子供時代に、DVの様な親の攻撃的な悪い癖を潜在意識という無意識の意識の中に叩きこまれた子供たちの心の傷は、本当に根が深いのです。
でも、ここで振り返って欲しいのです。
自分たちも大人になって、体も大きくなりました。年齢も大きくなりました。
でも、まだまだ子供っぽい未熟な部分も沢山あります。
親になったからって、精神的に成長した親ばかりでは無いのです。
DVをされて育った子供たちに、それを分かれ・親を許せと言っても所詮無理なのかもしれません。
でも、とりあえず分かった、という事にして、親への気持ちは、どっか端っこにおいて、として行かなければ、
本当の親からの別離、本当の卒業は無理なのではないかと思うのです。
本当は、お父さんに愛されたかったんだよね。
本当は、お父さんが心を改めて、優しい人に生まれ変わって、
「これからはお母さんと君に優しくするよ。本当に悪かった。」と誓ってHAPPY ENDで締めくくりたかったんだよね。
だけど、それは幻想でしか過ぎない。
だから、彼に投影しているのではないかな。
でも、本当は自分が1番知っているのではないかな。
彼はお父さんでは無いよね。
自分を守れるのは自分しか無い。
貴方は愛されて良い。
愛されるべき人間なんだよ。
「誰も認めてくれない」と思うかもしれないけど、
貴方が抱きしめてあげられなかったら、誰があなたを抱きしめてあげるんだよ。
それを理解した上で、親から卒業しなくてはならない。
「お父さんのせい」とか「お母さんのせい」と、誰かのせいにしていても何も変わらないんだ。
自分から見切りをつけていくしか無いんだ。
そして、自分が自分自身を愛していくんだ。
何がなくても愛されるべき人間。
自分は自分であるだけで素晴らしい人間なんだよ。
自分自身に洗脳をかけるように、
そう訴えて行くんだ。
そうは言っても、気持ちは戻ってしまう。
ちょっとした失敗や・ちょっとした他人の強い言葉で傷ついてしまったり、
「だから自分はダメなんだ」と戻ってみたくもなるよ。
それを一生懸命首を振って取り消してみたり。
そんな風にしながら一歩一歩で良いんだ。
今、付き合っている彼と別れる必要も無いという。
彼に一生懸命向いていたエネルギーを半分だけに緩めてあげられたら、それで良い。
「彼には私しかいない」とか「あの人を分かってあげられるのは私だけだ」という感覚を、
「彼から愛されたら、それはとても幸せな事だ。
でも、私を幸せにしてくれるものは、彼の他にもいっぱいある」と感じられるような、
そんな風に思えるような、彼以外にも夢中になれる何かを探していって欲しい。
そうする事によって、もしかしたら彼も楽にしてあげる事が出来るかもしれない。
「彼は私が居なくてはダメなんだ」と思うのは、過保護なお母さんが子供に尽くし過ぎてしまっているのと同じ現象なのではないか。
お互いの気持ちをここらで見直してみよう。
お互いの気持ちを自由に解き放って癒してあげて欲しい。
そしたら本当に素晴らしい関係性が作れるのではないだろうか。
ここで振り返ってみよう。
「彼との関係性で、自分は回避依存や共依存になってはいないだろうか?」
どんな状態になっているだろうか?
お互いに無理をしている部分は無いだろうか。
書き出してみよう。
「愛しているから仕方ない」とか「彼が変わってくれれば」とか、言い訳をしないようにしよう。
自分の本当の状態や自分の責任を認める。
そうする事によって、無意識の意識から、意識下の意識に移すことが出来る。
そして、その意識・行動の支配権は自分になる。自分次第でいくらでも変える事が出来るのだ。
「どうする事も出来ない」という考え方から、「どうにか出来る」という意識に書き換える事によって、心理的変化が起こる。
行動パターンというのは、同じパターンを繰り返す。
「どういう時に恋に落ちて」「彼は、どういう性格で」「あなたは、どういう行動をするのだろう?」分析してみよう。
自分自身の恋愛経歴や、長年の相談できるような友人に聞いてみたり。
そうする事によって、自分の行動パターンが分かってくるのではないか。
また他人に相談してみるのも良い。
冷静な第3者の意見を聞く事も大切だ。
時には厳しい意見でも、きちんとした意見をしてくれる相手に相談する。
彼氏の相談をしているうちに、彼への愚痴になり、相手からも「そんな彼とは別れた方が良いよ」と言われたり、
そうして自分でも別れようと決意する。
でも、ここで彼の愚痴を言ったり、相談相手の意見を冷静に聞けている間は、まだ自分の思考で考えている状態だと言える。
これが重くなってくると、彼の悪口を言われたり、冷静な状況判断をされるのが嫌で、彼を庇ったり、相談相手に攻撃的な態度を取る事もある。
そして、しばらくは自分でも、今までの関係性は確かにいびつで無理をしていたな、と別れる決意が出来ていても、
彼に会ったり、1人の時間を過ごしているうちに、彼に気持ちが戻ってしまうかもしれない。
でも、一時的にでも冷静に自分の頭を整理できているというプロセスが大切なのだ。
そして、変えていかなくてはいけない行動パターンが、分析したり、人に相談する事によってだいぶ分かってきたと思う。
それらを1つ1つ紙に書き出して貼りだしてみよう。
そうする事によって目にも停まるし、自分の意識下に置くことが出来る。
勿論、他のトラウマと同じように、あく抜きという時期があり、
その時期は、とても大変。
自分の傷が深ければ深いほど、その工程は他のアルコール中毒や麻薬中毒と同じ苦しみを味わう事になるし、
改善に向かったと思っていたら、またもとに戻ったり、余計に悪化したように感じる事もある。
それこそ、あく抜きの時期なのだ。
日記を書く事も良い。
その中に、自分自身の思考だったり、願望だったりが入ることもあるだろう。
それでも、自分の思考を知る手掛かりになる。
自分自身が、今どのような状況なのか知る手掛かりになる。
日記の中でも、やっぱり悪化した様な事を書く事もあるかもしれない。
それでも続けていく事が大切だ。
「自分自身を愛しなさい」と言っても、
ナルシス的な事では無くて、
「彼の幸せがあってこその私の幸せ」の様な条件付きの幸せでは無くて、
本当の幸せって何なんだろう?と分からなくなる事もあるかもしれない。
でも、そこに向かって行動したり、考えたりすることが大切なのだ。
そこに行き着くとき、本当の意味での幸せを掴むことが出来るだろう、
焦らずに一歩一歩進んで欲しい。
※私の読んだのは下の方の本です。上の方が新しい改訂版だと思います。
どの様に捉えて向き合って行ったら良いかや、
今の自分と彼と彼女の状態を、どの様に変えて行ったら良いのか等、個別の相談は下記までご連絡ください。
タヒトのHP
http://tahito.jimdo.com/