抗生剤を使ってはいけない理由は「耐性菌を作らないため」に尽きます。

 

僕は以前から、人類の未来にとって本当に怖いのは、核戦争でも天変地異でもなく耐性菌だと思っています。

それくらい切迫感を持って向き合うべき問題だと危機感を持ってます。

 

それなのに、いまだに風邪のたびに抗生剤を出す医療が残ってる。

 

「こじらせたら困るから」
「念のため」
そう言われることが多いようですが、風邪のときに抗生剤を出すことで細菌感染を予防できるというエビデンスはありません

 

もういいかげん止めてくれの一言に尽きます。

 

 

ちなみに、風邪をこじらせるなどして副鼻腔炎や中耳炎、扁桃腺炎さらには肺炎や髄膜炎などの細菌感染を合併してしまった場合、その細菌はどこから来たのでしょうか。

 

多くの人は「外から入ってきた菌」を想像しますが、実際には違います。

 

風邪のウイルスは外から入ってきますが、それに続いて悪さをする細菌の多くはもともと自分の体に住んでいる菌つまり「常在菌」です。


普段は悪さしないけれど体調が落ちたときに、数が増えて悪さをする。

それが風邪に続く細菌感染の正体です。

 

なので風邪に投与される抗生剤がやっていることは、外からくる菌を駆除したり予防してるわけではなく、自分の体に元からいる菌の数を減らしているそれだけの話です。

 

 

じゃ、そんな抗生剤の誤った使い方がまかり通ってしまうとどうなるかというと、「耐性菌」の脅威ということになります。

 

抗生剤を風邪などに安易に(しかも子供のころから)投与することがどれほど恐ろしいことなのか、ここは是非とも多くの人の知っておいてほしいところです。