「よく泣く子で困ってます」

と聞かれれば、

「じゃあ、抱っこしてあげれば」

と答えます。


すると高頻度で、

「抱き癖がついてしまいませんか」

と聞かれます。


抱き癖はつきません。



いまだに抱き癖がついて将来の発達に影響するとか普通に指導する保健師や酷いと医者がいたりします。

もはや化石と化した「おばあちゃんの知恵袋」の代表格です。


昔はそうだったようです。

子供は泣かせておけばよい。

泣くのが仕事だからよい。

泣いてエネルギーを消費して太りにくくなる。

抱き癖がつくから極力抱いてはいけない。

などなど・・・


今考えれば間違いだらけであるということは、医学的知識がない方にもわかるかと思います。


でもそうはいっても姑からそう言われてしまうと、なかなか反論できないものらしいですね。



だいたい「抱き癖」って何ですか??


抱っこすると子供は喜びます。

抱かれることの喜びを知る子供になります。

その喜びを知っているから、寂しいときとかはそれを欲するのは人間として当然の反応ですよね。

だからもっと抱いてほしいと要求する。


それが何か悪いのでしょうか?


どんどん抱いてあげてスキンシップをはかればいいじゃないですか。



赤ちゃんは何故泣くのかを考えてみましょう。

言葉を発することができない赤ちゃんは、泣くことで意思を伝えようとするわけです。

したがって泣くということは「何か」を訴えているわけですね。


お腹がすいた

おむつをかえてほしい

そして、

かまってほしい


それを無視するとどうなるでしょうか。


赤ちゃんだって人間です。

かまってほしいパパママに無視されたと思い、絶望を感じます。


物心すらない時期に、すでに絶望感を知ってしまうわけです。


そんな赤ちゃんが育ったときに、どんな心を持った大人になると思いますか。

容易に想像できますよね。



実際、赤ちゃんとのスキンシップの多い少ないで、将来の情緒が安定するか不安定になるかが決まってしまうというデータもあります。


小さいころに多くの愛情を注ぐことにより情緒が安定し、キレたり非行に走ったりしない子供になります。


また母親側にも影響があります。

よりスキンシップを取る母親は、母性ホルモンが多く分泌され、母乳分泌が促進されるし、なによりも子供への愛着が深くなります。

これまた、子供と過ごす時間が短いほど虐待率が上がるというデータがあります。



ただでさえ共働きが当たり前の世の中です。

子供とスキンシップを取る時間は非常に限れらています。

親子のきずなが希薄になってしまいがちな世の中です。


思春期や反抗期になってから愛情を注いでも手遅れなんです。

小さいうちから、できる限りの愛情を注いであげてください。


手が空いているのであれば、腱鞘炎になるくらい抱っこしてあげてください。


お子さんは将来、きっと良い子に育ちますよ。