先日のこと。
前日からの高熱が続くお子さんが受診されました。
聞けば同じ学校のクラスで10人以上インフルエンザで欠席しているとのこと。
これはもう検査するまでもなくインフルエンザですね。
でも検査で陽性を確認しないといけないため、検査しようとすると親が、
「インフルエンザと診断されると5日間休まなければならないので、検査しなくていいです」
と言われてしまいました。
呆れてしまいましたが、検査を強要することはできません。
現代の医療は「インフォームドコンセント」ですので、医師が必要性などを説明して納得してもらわないと医療行為はできません。
その子には検査もせず、解熱剤だけ処方して帰ってもらいました。
そもそもその親は、なぜ5日間休まなければならないかを分かっていない。
仕事を休まなければならなくなるかもしれないのは分かります。
でも、自分の子供がウィルスを周囲にまき散らすことをどう思うのでしょうか。
定められた日数を休ませて周囲への拡大を防ぐことは、外出する時に服を着させるのと同じ、社会のマナー・エチケットだと思います。
こんな話もあります。
以前の記事にいただいたコメントで知ったのですが、インフルで登園禁止期間中の子供を「熱が下がって元気だから」と公園で遊ばせている親がいたそうです。
こういう大人として社会人としての最低限のモラルすら持たない親がいるから、インフルエンザが大流行するんだよ!と声を大にして言いたい。
ご存じの通り、最近は良く効くお薬が出てきたために、発症してもすぐ解熱してしまい元気になるケースが多いですが、例え元気になっても子供はウィルスを排出し続けているので、定められた期間の間は他の子供(というか人間)と接触させてはいけません。
登園禁止イコール外出禁止であることをよく知っておいてください。
ほんと、子供にワクチンを受けさせない馬鹿な親といい、自分の子供が感染源(すなわち社会悪)になるという認識がない親が多いです。日本は。
ところで、今年からインフルの登園・登校禁止期間が5日間に定められましたが、実はこれでは不十分だと知ってますか?
インフルエンザのウィルスは、発症してから約10日間は排出され続けることが分かっていて、CDCのガイドラインに「小児は10日以上は感染力を有するので集団との接触を控えるべし」などと書かれてます。
これが世界基準で、多くの先進国は10日間以上の登園禁止となってます。
日本は何故か5日間・・・これでは感染拡大は食い止められません。
遅れてますね、日本。