2020年 コロナyear
あらゆる学校行事が中止になり
今年の図書ボラも
2月に小学校の読み聞かせに行った以来
もう随分 読んでない
気付けば
今年は 図書館にもまったく行かなかった
過去記事を振り返ると
テーマ【絵本】で括った記事は
もう1年以上書いてなかった
ので。
気まぐれに
私のバイブル的絵本を
紹介も兼ねて語るのだ
『しんせつなともだち』
絵:村山 知義
訳:君島 久子
出版社:福音館書店
雪の降り積る寒い冬、お腹を空かせたうさぎは、外へ食べ物を探しに出かけます。
そこで雪に埋もれた野菜を2個みつけました。
ひとつ食べてお腹がいっぱいになったうさぎは
「友達もきっと同じようにお腹を空かせているに違いない」と思い あとのひとつを持って友達の家へ向かいました。
しかし留守だったので野菜を置いて家へ帰りました。
外出から帰った友達は野菜をみつけました。
今、雪の中で食べ物を見つけてお腹いっぱいだった友達は「きっと同じようにお腹を空かせているに違いないと」と別の友達の家へ持って行きます。
また同じ様なことがおきて... 結局は 眠っているうさぎの所へ その野菜が届き、目を覚ましたうさぎは、「ともだちがもってきてくれた」と喜ぶのでした。
ちゃんちゃん。
人に施した優しさは
巡り巡って
やがて自分に返ってくる
そんなシンプルなお話
この作品は
独身時代 私が絵本収集にハマったキッカケになった1冊
詳しくはコチラ↓
幼稚園の頃
『こどものとも』のペーパーバックで読んで
ずっとずっと 心に残ってた内容
高校時代に ハードカバーで再販された折
偶然 本屋で再会したことがキッカケ
再会した時は
こんなに短くて単純なお話だったのか...
と 衝撃だった(笑)
タイトルすら忘れていたこの絵本
私の中での「あのおはなし」は
内容だけが ずっと心に残り過ぎていて
再会するまでに
実は 結構掘り下げたとこまで考えていた
親切を施した相手から
直接 返ってこないところがミソなんだけど
動物それぞれが
持っていってあげようと思う友達が違うのって
なんか一方通行的な感じで切ないよね...
とか
友達みんな それぞれ自分の見つけた野菜でなく
頂いた"カブ"を 丸々よそへ持ってくってどうなの?
"カブ"は ありがた迷惑だったんじゃないか?
自分が あげたはずのものが戻ってきたら
要らなかったんだ... って
うさぎ ちょっとショックだよね...
せめて
頂いたカブ半分 自分の見つけた野菜半分で
巡り巡って 最後
うさぎの所には 少しずついろんな野菜
ってのが 理想的だよね
なんて(笑)
だから なおさら
実際の絵本が
あまりにもシンプルだったことに驚いた
でも
こんなシンプルな絵本1冊から
他人への配慮や優しさについて
いろんな考えを思い巡らせることができる
奥が深い絵本なのだ
たぶん
そして このシンプルさ故
幼稚園の頃 100万回読んだんだろうな
なんだかんだ言っても
このお話が大好きで
娘の幼稚園の謝恩会の折
何日もかけて ペープサートを作り
娘と演じたほど
あれは
我ながら なかなかの力作だった
ふむ
この絵本には
そっくりな 双子の絵本が存在する
『ゆきのひのおくりもの』
絵:ゲルダ・ミューラー
訳:ふしみ みさを
出版社:鈴木出版 (以前は パルロ舎)
出てくる動物、野菜の違いはあれど
内容は ほぼ同じ(笑)
どちらが先か
オリジナルはどっちだ
なんぞという
不粋な詮索は 絵本愛好家ではタブー
知らんけど
何故か うさぎの衣装まで似てるのだけど
絵は 『ゆきのひの...』の方がカワイイ(笑)
『しんせつな...』の絵は 味がある(笑)
和風な内装のおうちがあったりして
読み比べると なかなかおもしろい
5分ほどで読み終わってしまう絵本
読み聞かせるのもいいけど
自分でページをめくりながら
じっくり何度も読んで欲しい1冊かな
バイブル的絵本 1冊ではありません
また次の機会に。


